三重県総合文化センター ブログ

まなびぃの出張in鈴鹿高専

こんにちは。

年間を通して様々な事業を開催している三重県生涯学習センター。
今回は「まなびぃの出張」についてのご紹介です。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
三重県には大学、短期大学、高等専門学校の全14の高等教育機関がありまして、
毎年、夏に、私ども生涯学習センターと、三重県総合文化センターを会場に
「みえアカデミックセミナー」を全14日程で開催しています。

そのようなご縁から、今回は10月19日(日)に開催された「第51回鈴鹿高専祭」に、ブース出展させていただきました!!

まなびぃの出張

前日夕方から夜にかけての準備はパネルの運び入れや設営で大変でしたが、当日は天気もよく、学生たちの活気に後押しされて、奮闘しながらも頑張ってきました。

「鈴鹿高専祭」といえば、ロボコン、ウォーターボーイズなどを連想しますが、他にも魅力ある学科展示がたくさんあって、どのブースでも学生さん達が、懇切丁寧にご説明してくださってとっても感激しました。屋外の模擬店やライブも多彩でとても賑わっていて、さすがの人気に納得です。

まなびぃの出張2

こちらでは鈴鹿高専さんとの連携についてのご紹介。
アカデミックセミナーの他にも、同じく夏に総合文化センターで開催している子ども向けイベントM祭(エムさい)!!に出展してくださっているのです。
教員の方々や学生さんも立ち寄ってくださったので、鈴鹿高専の学外での取り組みを改めて知っていただく機会にもなったようでした。

まなびぃの出張3

小学校に文化体験プログラムとして提供しているプログラムの一つ、
カメラ・オブスクラの体験コーナー。

まなびぃの出張4

大人も子どもも覗き込んで、一体何が見えるのかな?
カメラでお父さんを写して画像を鉛筆でトレースしているお子さんも。

そしてこちらは、取り扱っている貸出用の視聴覚教材の紹介とミニ上映会。
当センターでは、視聴覚機材一式や教材ソフトなどを団体様向けに無料で貸出しています。
教材ソフトといっても、実用的なものから幅広いジャンルで取り揃えていますので、是非ご活用くださいね。

まなびぃの出張5

視聴覚ライブラリーの詳細についてはこちら 

今回ご紹介してきたのは事業のほんの一部ではありましたが、生涯学習センターの取り組みや活用について、
身近なものに感じていただけているといいなぁ。

最後になりますが、ご来場いただきました皆様、お世話になりました鈴鹿高専の皆様、
本当にありがとうございました。

ミュージアム便り2014/海の博物館より

元気ですかー?元気があれば魚も食べられる。
海の博物館の縣と申します。

私たちは日常生活のなかで、医療品・洗剤など、知らず知らずのうちに魚や貝、海藻のお世話になっていますが、何といっても海のといえば「食べる」ことでしょう。日本は四方を海に囲まれ、様々な海流が集まるおさかな天国です。

ところが、近年は「さかなばなれ」が進み、2006年には1人あたりの魚介消費量が肉類を下回り、その差は広がっています(魚食だけに魚(ギョ)ショック!)。

国民1人の1日当たり魚介類と肉類の摂取量

魚介類は栄養価にも優れ、日本人の生活に溶け込んだ伝統的な文化ですから、微力ながら魚食を見直す機会となればということで、企画展「海のごちそう、いただきます! 〜魚食のいま・むかし〜」を11月30日(日)まで開催しています。
 
数千年前の縄文遺跡では100種類以上の魚骨・貝殻が出土し、焼く・煮る・蒸すなど、意外と?多彩な調理方法で魚介グルメを堪能してきた私たちのご先祖様。

戦後まもなくまでは交通路も未整備でしたから、誰でもいつでも魚食を楽しむことはできませんでしたが、時折でも入ったさかなは、まさに食卓の華でした。

魚料理の番付表(江戸後期)

上の画像は、ランキング好きの日本人らしい、魚料理の番付表(江戸後期)です。

魚介類の消費量減少には様々な原因があり、魚食普及は一筋縄ではいきません。展示を見て、お話を聞いていただくことが、魚食の価値を、ひいては海と人の関係を見直す一歩となればうれしいです。

日本橋魚市繁栄図(部分)

上の絵図は、日本橋魚市繁栄図(部分)です。

海の博物館

海の博物館

企画展「海のごちそう、いただきます! 〜魚食のいま・むかし〜」
11月30日(日曜日)まで開催中!

詳しくは海の博物館ホームページをご覧ください。

セミナー情報

日時 2014年11月1日(土曜)13時30分から15時まで
講師 海の博物館 学芸員 縣 拓也さん
会場 三重県生涯学習センター 視聴覚室

展示

「見る!海の博物館」

三重県生涯学習センター1階エントランスにて
10月29日から11月9日まで

フレンテみえ情報コーナー★10月のおすすめ図書

少し肌寒い日が続き、秋の訪れを感じますね。
秋は読書の秋とも言います。この機会にいろいろな本を
読んでみてはいかがでしょうか。

さて、今月もフレンテみえからおすすめ図書を掲載します!


部下を定時に帰す仕事術

部下を定時に帰す仕事術
「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵

著者:佐々木常夫
出版:WAVE出版

うつ病の妻と自閉症の長男を守るために毎日6時に退社しながら、社長にまで登りつめた男が編み出した「究極の仕事術」を一冊に圧縮!

社員一人ひとりがワーク・ライフ・バランスに取り組んでも限界があります。職場のリーダーの段取りが悪ければ、すべて台無しになってしまうからです。むしろ、リーダーの仕切りがよければ、チームを丸ごと効率的にすることができます。 
仕事を効率的にするだけでは十分ではありません。その前にリーダーが職場の仕事を計画的・戦略的に仕込むことが重要。さらに、会社や上司との関係を円滑にすることで仕事にムダな障害をつくらない工夫も欠かせません。
この本には、こうしたノウハウを満載。著者が現場で鍛え上げてきた“今すぐ"使える仕事術です。 

さらに、11月9日(日)の男女共同参画フォーラムでは、この本の著者、佐々木常夫さんによる講演会を行います。
佐々木さんのお話を直接聴くことの出来るチャンス!
皆さまのお申込みをお待ちしております。


 

ダイバーシティ経営戦略

経済産業省平成24年度ダイバーシティ経営企業100選
ダイバーシティ経営戦略 多様な人材を活かして、変化する市場を生き抜く
編集:経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室
出版:一般財団法人 経済産業調査会

少子化による生産年齢人口の減少に対応するために、企業としては、従来型の人材確保・活用策を変革することが不可避となっています。こうしたなかで企業は、多様な属性や価値観を持った人材を確保し、それぞれが能力を最大限発揮できるようにする「ダイバーシティ経営」の推進が求められています。

この本では、経営戦略に貢献できる形で「ダイバーシティ経営」に取り組み、それを具体的な経営上の成果として結実させた全国各地の多様な業種の大企業・中小企業43社の取組とその成果をまとめた「ベストプラクティス集」とともに、これらの事例から共通項として抽出される「ダイバーシティ経営の基本的な考え方と進め方」を収録しています。

企業関係者にとっては、「ダイバーシティ経営」推進の手引書として、これから就職活動をする学生や保護者の皆様、そして教育関係者にとっては、「ダイバーシティ経営」に取り組む企業やその重要性を理解できる内容となっております。

多様な人材を活かすことは「イクボス」にとって大切なことす。11月9日(日)には「上司が変わると企業が変わる! イクボス?ダメボス?今、求められる上司になるためのヒント」を実施します。
これを機に「イクボス」について一緒に考えてみませんか?


フレンテみえ情報コーナー

図書の貸出【 お一人につき、3冊・2週間 】
初めて利用される方は、登録手続きのため保険証・免許証などの身分証明書をお持ちください。

 Open 9時から19時まで
 Close センター休館日と同じ
 休館日:毎週月曜日 (月曜が祝日の場合、その翌日以降の最初の平日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)

 

取材ボランティアレポート(みえアカデミックセミナー2014)

そうぶんの主催イベントを取材ボランティアがお伝えします。

講座の様子

7月12日(土曜日)13時30分より総合文化センターで、佐治晴夫先生の「宇宙はなぜ美しい?」と題する講演を伺いました。
 私はその魅力的な演題に引き寄せられて行ったのですが、佐治先生には長年のファンがいらっしゃるということで、会場は聴講の人たちで満員でした。

「宇宙は数学でできている」と言う先生の言葉には、はっとさせられるものがありました。私たち一般人ではとても言葉で説明のできないものがこの宇宙の中にあり、それがために宇宙は調和が保たれているのかもしれないと直感できたからです。先生はその答えを美しい映像とともに私たちに示してくださいました。

 ひまわりの種が次第に大写しにされて、それがきれいなうず巻状になっていたのには驚きました。マツボックリも、カリフラワーも、さらにつるの芽が伸びていくときもうず巻状なのです。ひまわりの葉のつき方も完全なハーモニーのなかに有り、全てピタゴラスの定理にのっとっていると言われました。うず巻の大きさに制限はなく、台風も、さらには宇宙も同じ法則の中にあるということは、なんという神秘でしょうか。この法則は、さらに私たちの身体という小宇宙にまで及ぶということに感動を覚えずにはおれません。

 数学の苦手な私には難しいことはわかりませんが、この世の全て、宇宙に至るまで美しい調和の中に有り、だからこそ見て美しい、聞いて美しいのです。この世は素晴らしい芸術で満たされているという壮大なロマンを、先生は私たちに示してくださいました。そして、宇宙がこうなっているのは、「宇宙はどうなっているのか、考えるものがいるからなのだ」と言われるのです。自分がいるからこの宇宙が存在するのかと、私は言い表せないような深い感動に包まれました。

 些細な日常に日々とらわれている自分から解放されて、美しく壮大な調和の宇宙へと誘ってくださった先生に深く感謝いたします。

興味津々子記す

レポートした講座情報

みえアカデミックセミナー2014 鈴鹿短期大学公開セミナー
 「WHY IS THE UNIVERSE BEAUTIFUL?(宇宙はなぜ美しい?)」 

 日時  平成26年7月12日(土曜日)
 時間  13時30分から15時30分まで
 会場  レセプションルーム
 講師  佐治 晴夫さん (鈴鹿短期大学名誉学長) 

ボランティアについての詳細へのリンク

取材ボランティアレポート(まなびぃすとセミナー)

そうぶんの主催イベントを取材ボランティアがお伝えします。

講座の様子

 副題が「しんかい6500による海底潜航調査」とあります。
 「深海」ってどうなっているんだろう、という素朴な疑問からこの講座を申し込みました。
講師の川口慎介さんは現在32歳。日焼けした顔に頭は丸刈りでポロシャツ姿。「しんかい6500」から今、降りてきましたというような印象を受けました。

 まず自己紹介から始まり、宝塚市に生まれ地元の公立学校を卒業した後、北海道大学へ進み大学院を出た後、東京大学大学院に進学。その後、海洋研究開発機構へ入所したそうです。
1年の大半を世界の海底プレートの調査に費やす年もあるとの事でした。

 日本の領土の大きさは世界で61番目ですが、5000メートル級の深さの海を持つのは世界一とのことです。また、日本の「しんかい6500」と並んでアメリカ(船名:アルビン)、フランス(船名:ノーティール)、中国(船名:鮫竜)、それとロシア(船名:ミール)の各国には6000メートル以上潜航可能の潜水調査船があります。
 「しんかい6500」は、全長100メートルの母船「よこすか」に積んで目的地まで行き、現場海域で母船より降ろして海底潜航調査を行うそうです。

7時
「しんかい6500」チェック始め (潜航しなくても毎日する)
8時20分
研究者含め3名乗船
9時
潜航開始  40m/分 (5000mで2時間)
11時
海底到着、作業開始  (作業時間は2、3時間)
14時30分
作業終了
17時
母船「よこすか」揚収。試料処理開始
21時
翌日潜航の器具セッティング

  この作業記録の説明に続いて海底で作業をしているビデオを見せていただきました。
海底は光が届かないため暗黒で低温の世界。しかし火山活動の活発な所では380度近い温度の熱水が吹き出しています。鉄や銅を溶かした黒い煙のような熱水に小エビが無数に群れをなす様をスクリーンに映し出してもらい、初めて見る海底の様子に唖然としました。 また、イソギンチャクや蟹の姿もあり、太陽光の届く美しい海の光景からは想像もできない海底の映像に目からウロコが落ちる感じです。

 地震による海底プレートや溶岩が流れ出した痕跡がはっきりと分かるものもあり、これから起きるであろう地震や、海が根源だという生命の歴史の研究にも、また海底資源の調査にも「しんかい6500」は必要なのだとつくづく思いました。
地球表面の70%は海なのだと改めて認識しました。

葛山則子記す

講座の様子
講座のスクリーン映像

レポートした講座情報

まなびぃすとセミナー
「ちょっとソコまで しんかい6500による海底潜航調査」 

日時  平成26年6月7日(土曜日)
時間  13時30分から15時30分まで
会場  三重県生涯学習センター 視聴覚室
講師  川口 慎介さん独立行政法人 海洋研究開発機構

ボランティアについての詳細へのリンク

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