インターンシップは見た!】三重大学松永さん編6
三重県文化会館にインターンシップに来ている、
三重大学人文学部の松永萌さんによるインターンシップブログ第六弾です
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こんにちは。インターン生の松永です。今回で6回目のインターンとなります。
ついにブルガリア国立歌劇場によるトゥーランドット公演の前日になりましたので、担当の鈴木さんと一緒に前日の準備に携わらせていただきました。
公演の行われる大ホールでは仮設の車椅子専用席を設けるという事で、指定のエリアでの座席を移動し、車椅子の方が移動できるスペースをつくりました。最近ではもともと備え付けのホールもあることから日ごろ利用している側としてはあまり意識していない部分でしたので、こういったバリアフリーへの意識ができて非常によかったと感じています。
次にケータリングの準備をしましたが、オペラのキャスト・スタッフは他の公演に比べて非常に多いため、かなり多くの数が必要だという印象を受けました。また今回の公演はブルガリア国立歌劇場の方々のため、買い出しに行った際にも、外国人の嗜好をなるべく考えたうえでケータリング選びをしているとのお話を伺いました。華やかなキャストの方々の裏では、常にその方々に快適に楽屋を利用していただけるよう最善の手配をしている様子がみえました。
また、当日の楽屋は本来畳の部屋もあるのですが、外国の方々に靴を脱いであがる文化はないため、靴のままでも利用できるよう楽屋にマットを敷いて養生をしました。このようなサービスは他にもあまりみられない対応ですので、私自身たいへん印象的です。全体を通して重労働な日でもありましたが、大ホールでのオーケストラピットが可動する様子などめったにみられない光景をみさせていただきましたので、やりがいのある一日になったように思います。そして、前回あらすじ書きを一部担当させていただいたプログラムが、すごく素敵なデザインになってついに完成しました!本番がより楽しみです。搬出入などの作業が今日なかったこともあり、当日の開演前はたいへん忙しくなるように思われますが、最後まで精一杯努めていきたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。
文:インターン 三重大学 松永萌