三重県総合文化センター ブログ

『M祭!2016』開催しました!

2016年7月30日(土曜日)、M祭を開催しました。
M祭は、子どもたちの好奇心を刺激し、楽しく学んで体験できる、県内最大級の子ども向けのイベントで、毎年開催しています。
今年もアーティストと直接触れ合い、三重県総合文化センターでしか体験できない多彩なプログラムを多くの方に楽しんでいただきました。その中からピックアップしてご紹介します!


造形作家 竹田尚史+榊原由依
「ナナがいる天空に浮かぶ無人島に上陸しよう」

愛知県在住の造形作家 竹田尚史さんと榊原由依さんと子どもたちが、インスタレーションアート作品を創りました。最初は何もないただの「無人島」に子どもたちが自由に創造した建物や乗り物、動物などが次々に加えられていきました。「無人島」は大きな量り(はかり)に載っていて、子どもたちの作品が増えるたびに目盛が動き、子どもたちの「思い」が「重さ」となって表現されていきました。現在、三重県立美術館、三重県総合博物館、三重県総合文化センターの3施設に分けて展示しています。展示期間は9月11日(日)まで。各施設の無人島(作品)を、「地図」を手に取って巡っていただき、三重県の文化交流ゾーンにおけるアートツアーをお楽しみください。

無人島1
無人島に子どもたちが創った建物や乗り物が増えていきます。
無人島2
子どもたちが乗っても大丈夫!
フレンテの展示写真

三重県総合文化センター内 フレンテみえ1階の展示様子。
展示期間は9月11日(日)まで。


三重ジュニア管弦楽団
「こどもオーケストラ教室♪」「楽器体験」

コンサート写真

三重ジュニア管弦楽団は、子どもたちだけによるオーケストラです。毎年、M祭でコンサートを実施し、コンサート終了後には、楽器体験を行っています。

楽器体験では、一度も楽器に触れたことがなくても大丈夫!弓の持ち方、マウスピースに息を吹き込むコツなど、最初の一歩からレクチャーします。今回、体験してくれた子どもたちは、なんと100人!たくさんの子どもたちに、楽器に触れてもらえたことはとてもうれしく思います。
写真は、熊野古道のスライドコンサートの様子。バイオリンソロは、岡本彩香さんです。

指揮者体験の写真
指揮者体験は、「アンパンマンのマーチ」
楽器体験の写真
楽器体験では、弓の持ち方からレクチャーします。

演劇百貨店 青山 公美嘉
「みんなちがっておもしろい。からだで作ってあそんでみよう!」

自分の体を使って“何か”を表現する、実は演劇をベースにしたそんなワークショップを実施しました。『ウサギ』や『ヘビ』、『2人でカップ』『4人で洗濯機』といったお題に対し、だれもが一度は遊んだことのある「だるまさんがころんだ」に合わせて形作る、『花』のつぼみから散るまでをグループで考えて発表するなど、どんどん表現していきました。最初は緊張していた子どもたちも、最後は笑顔で積極的に楽しんでいました。

演劇写真1
ジャーンプ!!
演劇写真2
「かならずだれかとくっついていること」がお約束。だーるまさんがこーろんだ!
演劇写真3
ジャンケン・・・チョキ!!
演劇写真4
みんなでゴロゴロゴロゴロ・・・・。

絵本作家・あそび作家 浦中こういち
「みんなで大きな海をつくろう」

絵本作家・あそび作家の浦中こういちさんのスペシャルプログラム。
子どもたちが、タテ153cm×ヨコ2200cmの大きな紙に、絵の具の感触を楽しみながら海を描きました。そして、段ボールや包装紙や折り紙を切ったり貼ったりして自由にオリジナルの魚を創りました。鮮やかな魚たちは、大きな海をキャンバスにゆらゆらと泳ぎます。普段捨ててしまう素材を使ってこんなに素敵な世界が出来上がりました。

海の写真
みんな思い思いの海を描きます。
魚写真
どんな魚ができるかな。
浦中さん
絵本作家・あそび作家 浦中こういちさん。M祭!2016の素敵なチラシの絵は、浦中さんに描いていただきました。ありがとうございました。
海と魚
大きな海に魚たちがゆーらゆら。
チーム浦中

「浦中こういちとteam uranaka」のみなさま。
ありがとうございました!


photographer kishi

生涯棟 展示写真

現在、三重県総合文化センター内 三重県生涯学習センター(図書館のある棟)4階の談話コーナーにて作品の一部を展示をしています。休憩スペースもありますので、是非お立ち寄りください。キレイな景色も眺めていただけますよ。
浦中さん特製顔抜きパネルもあるよ!
展示期間は、9月4日(日)まで。(最終日は、15時まで。)


チラシと缶バッジ

こちらは、5か所のスタンプラリーを回ってゴールしてくれた小学生以下のみなさんにプレゼントしたM祭!2016特製オリジナル缶バッジ!大人気で、夕方にはほぼ全てなくなりました。

暑い中、会場内をまわっていただい子どもたち、保護者のみなさまありがとうございました。


【お問合せ】
三重県総合文化センター 総務部 企画広報係 

電話:059-233-1105 E-mail:soumu@center-mie.or.jp

取材ボランティアレポート「女性のための防災講座」

防災講座

2016年7月9日(土曜日)、10日(日曜日)、18日(月曜日)の三日間にわたって開催された、三重県男女共同参画センターフレンテみえ主催「女性のための防災講座 入門編」に参加しました。

 のべ10時間の長丁場、しかも、全員参加型のワークショップ形式だったので、終わった時、まるで夏期講習を修了した受験生のような心地よい達成感に包まれました。「入門編」と書いてあるけど、全然、入門編じゃない、実践編といっていいくらい、レベルの高い講座でした。

講師の丹羽麻子さんは、東日本大震災後すぐに福島に引っ越し、相談室で多くの女性の生の声を聴いてこられた経験から、男性目線の運営がされている避難所で、多くの女性が苦労しているのは、声をあげることができないからだ。だったら、勇気をもって伝えられる私になる訓練をしよう!という信念で、講義を引き受けられたそうです。

講師写真

例えば、避難所についたてを立てようとしたら、「避難所は家族のようなものなのだから、ついたてで仕切るなんて必要はない」と言って許可してくれないリーダーがいたとしたらどうする?

何も反論しなければ、ついたては永遠に立てられることはないよね?
だけど、角の立つ言い方をしたら、人間関係が壊れてしまうし、相手も態度を硬化させるかもしれない。自分だって後味が悪い。
そんな時に役立つ自己主張のコツとは・・・???

このような、実際にありそうな課題に全員が取り組み、声に出して練習してみることによって、最初はぎこちなかった私たちが、だんだん自信をもって意見を伝えられるようになり、ああ、これだったらできるかも?そんなパワーをもらって終了。

講座の様子

  

第2回目ではフレンテみえ 事業課 課長 長谷川峰子さんがファシリテーターをつとめ、避難所運営ワークショップを行いました。

災害現場で捜索やがれき撤去などの力仕事に従事するのは男性なので、避難所での炊き出し当番などは、当然のように女性に任されてしまうことが多いけれども、それでいいのだろうか?避難所では、プライバシーがないので、女性には男性以上にストレスがかかってしまう、せめて女性専用スペースを作ってもらえないだろうか?受付に男性しかいないと、女性用品を下さいと言いたくても言えない女性も多いのでは?そんな、女性なら誰でも抱く疑問を、深くつっこんでみんなで議論しあう場なんて、今までなかったけれど、やってみたら、すごく必要だということがよくわかりました。うん、これは絶対、地元でやろう!

避難所運営は、ひとつひとつの避難所によって状況が違うので、地域住民が日頃から話し合いを重ね、訓練を積んでおくことが必要だけど、男性任せにするのではなく、女性が積極的に声をあげていかなければいけない。でも、防災の知識が全然なかったら話合いに参加できないし、自分の意見を主張するテクニックがなかったら、声をあげることすらできないかもしれない。

そんな不安を感じていらっしゃる女性は、次の機会を見つけたらぜひ参加してみてください。いざという時に、地域のリーダーとして、防災にかかわることのできる自信がきっと身につきます。

 今回は「入門編」でしたが、「応用編」とか「実践編」があれば、ぜひ受講してみたいです。

(取材ボランティア:海住さつき)

レポートした講座

女性のための防災講座

日時 2016年7月9日(土曜日)、10日(日曜日)、18日(月曜日)
会場 三重県生涯学習センター 中研修室
講師 丹羽 麻子さん(NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会認定フェミニストカウンセラー)ほか

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