三重県総合文化センター ブログ

「アーティストになってみよう!」全5回終了しました。

お絵かきが苦手な子も好きな子もみんなが参加したくなる、いろいろアーティストと繰り広げる「いろいろアーティストとアーティストになってみよう」全5回がすべて終了しました!
全5回の様子を少しづつご紹介します。

◆第1回 8月6日 絵本作家 ながお たくま 

ながおたくまWS1
絵本作家 ながおたくま さん 
ゴンドラ写真
展示されていたロープウエイのゴンドラ

三重県総合文化センターの夏のこどものお祭り「M祭!2017」サテライト会場、三重県総合博物館MieMu「みんなののりもの大集合 〜この夏、三重をのりつくそう〜」展にて、1回目を実施しました。
ロープウエイのゴンドラの座席に座ったり、鉄道のレール、船のスクリューなど触れる展示品を学芸員と観覧し、その後、自分だけの想像
するのりものの絵を描いていきました。「M祭!2017」終了後、三重県総合博物館MieMuで子どもたちの作品展示を実施しました。

◆第2回 9月10日  絵本作家 つつみ あれい

つつみあれいさん
絵本作家 つつみあれい さん
つつみあれいWS3
講師デモンストレーションの様子

2回目は、普段は絵を描くことができない三重県立美術館の企画展示室内で実施しました。昆虫や動物のようなかたちをした、風で動く巨大な人工生命体「ストランドビースト」の制作で世界的に知られるオランダのアーティスト、テオ・ヤンセン(1948−)の展覧会で開催しました。

学芸員から説明を聞きながら展示作品や、「ストランドビースト」が実際に動く様子(デモンストレーション)を鑑賞し、会場を回りました。その後、自分の描きたい作品の前で、スケッチを始めました。

画用紙いっぱいに無数の線を描いたり、指を使ったり、鉛筆を傾けて線の太さを工夫したり、みんな様々なスタイルで集中して描いていました。

◆第3回 10月1日  画家 ユイ・ステファニー

ユイステファニーWS
画家 ユイ・ステファニー さん
ユイステファニーWS2
リラックスしたスタイルで描いています

3回目は、講師初登場の画家のユイ・ステファニーさんと実施しました。
子どもたちは、講師が準備したアイマスクに絵を描くことからスタートし、出来上がったアイマスクを着けて、耳をふさいで、自分の体の中の音に耳を澄ませて、集中していきます。
この作業で、感じたイメージを絵にしていきます。最初は集中することが難しい様子でしたが、描く場所を変えたり、床に座ったり、寝転がったり、リラックスした体勢を見つけると、みんな自分のペースで描き始めることができました。

◆第4回 11月5日  イラストレーター たまき なお

たまきなおWS
イラストレーター たまきなお さん
たまきなおWS作品写真
版画とオブジェが完成

前半の3回は、絵を描くことが中心でしたが、4回目は版画とオブジェを創りました。
スチレンボードにボールペンを使って自由に描いていきます。ボールペンでできた溝に沿って色を塗り、手で刷る作業を繰り返し、出来上がった版画をフォトフレームに飾って完成です。
次に、使用したスチレンボードに、ひもや木の実、段ボールや布の切れ端を貼り付けて、オブジェを創りました。
子どもたちは、出来上がった2点の作品にとても満足な様子でした。

◆第5回 12月10日  絵本作家・イラストレーター・あそび作家 浦中 こういち

浦中こういちWS
©photographer kishi
どるぶつお面
©photographer kishi

「いろいろアーティストとアーティストになってみよう」は小学生向けに実施していますが、5回目は年長から小学3年生までの子どもたちと、保護者の方も一緒に参加できる初のプレキッズクラスでした!
まず、2種類のどうぶつを組み合わせた「どるぶつ」お面の土台となる段ボールを選び、目の位置に穴を開けます。その後は、モールや毛糸、段ボールを使ってお面を作っていきます。最後にクレヨンで色を塗り完成です。


みんなの考えたどるぶつ達は、どれもとってもユニークでした。その中のいくつかをご紹介します。
・「のこぎりざめ」と「とど」がくっついた、見た目は怖いけど心がとってもやさしいどるぶつ『とどぎりざめ』
・「ドラゴン」と「ヒヒ」がくっついた、空も飛べる木登りも得意などるぶつ『ドラヒヒ』
・「カバ」と「パンダ」がくっついた、アイスクリームが大好きなどるぶつ『カパンダ』
・「ブタ」と「ひつじ」がくっついた、食いしん坊で癒し系のどるぶつ『ブーメー』
お面が出来上がった時のうれしそうな笑顔が印象的なワークショップとなりました。



いろいろアーティストとアーティストになってみよう 詳細ページへのリンク

「そうぶんの竹あかり」開催しました!

今回初のイベント「そうぶんの竹あかり」は、2017年11月22日(水曜日)から12月3日(日曜日)まで開催しました。
竹あかりのあたたかな光と色づいたもみじがフレンテみえ裏の日本庭園を幻想的な世界に創り上げました。

◆竹あかりの搬入スタート

準備1

写真は、竹あかり作家の川渕皓平さん。
慎重に作品の配置を進めていきます。
キャンドルではなくLEDライトが竹の中で点灯する仕組みなので、配線も同時に進めていきます。
川渕さんと職員8名が、常に作業を共にしました。

準備3


朝から始まった搬入と設置作業は、日が落ちて外が暗くなってからも続きます。
少しづつ浮かび上がる全体像に、わくわくしながら作業を進めました。

◆来場者数、延べ4,000人を超えた「そうぶんの竹あかり」

11月22日(水曜日)に幕開けした初開催のイベント「そうぶんの竹あかり」。開催期間11日間の来場者数は、延べ4,000人を超えました!!
ゆっくりとカメラと向き合う方、ワンちゃんと一緒にお越しの方、当センターで実施された催しと合わせて観にいらした方、ご家族連れやまたお友達同士と、たくさんの方に足をお運びいただきました。
寒い中お越しいただき、みなさまありがとうございました。

竹あかりの様子
竹あかり全体写真

◆竹あかり作家・演出家 川渕皓平さん

作品制作と会場演出を手掛けたのは、竹あかり作家・演出家の川渕皓平さん。
今回のイベントでは、夏に実施した「M祭!2017 キッズ・アート・フェスティバル」内のプログラムで、川渕さんと子どもたちが一緒に制作した竹あかり作品も展示しました。

<アーティストプロフィール>
川渕 皓平 
Kohei Kawabuchi

1985年奈良県生まれ。三重県伊賀市在住。
canaarea代表。

2016年三重県内で開催された5月の「伊勢志摩サミット」、9月の「みえレインボーフェスタ」、11月の「海女サミット」で会場を彩った“竹あかり”の制作・演出に関わる。
また、2017年6月1から3日まで、伊勢市で開催した伊勢志摩サミット1周年記念イベント「わわわっしょい!in伊勢志摩」の実行委員長を務め、灯り制作指導・総合演出も手がけた。
2017年8月6日(日曜日)に実施した「M祭!2017 キッズ・アート・フェスティバル」では、子どもたちと一緒に竹あかり作品を制作し、「そうぶんの竹あかり」でも展示した。
また、2017年12月から台湾・台東県内に滞在して芸術交流を行う台東県政府文化処主催の「日台芸術家交流事業」として、書道家 伊藤 潤一と共に、台東県にて芸術交流活動を行う。

◆開催期間中のスペシャルイベントを少しご紹介!

「そうぶんの竹あかり」開催期間中には、スペシャルイベントも実施しました。

◇11月24日(金曜日) 三重県総合文化センターで初開催の「M-PAD」

M-PAD林英世さん

[M−PADって?!]
「おいしくてあたらしい料理と演劇の楽しみかた」として2011年から晩秋の三重の催事として始まったM-PAD。
 三重県内の「おいしい!」お店で自慢の料理を楽しむ。文学・古典作品を俳優の声や身体を通してご覧頂き楽しむ。見終わってから料理や作品を語り合って楽しむ。お店と全国から選りすぐった俳優たちのコラボレーション。素敵なお店で実施しているこの企画。

今年は、初めて三重県総合文化センター内で開催し、カフェ・レストランCotti菜でお食事を、そして竹あかりを舞台に屋外にて上演しました。M-PADのチケットは早々に完売しました。

◇11月25日(土曜日) 新日本フィルハーモニー交響楽団の楽団員による弦楽四重奏のミニコンサート

ミニコンサート写真


この日は、大ホールで「久石譲指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会」の開催日でした。コンサート終了後に、新日本フィルハーモニー交響楽団の楽団員による弦楽四重奏のミニコンサートをフレンテ1階の特設会場で実施しました。

1階は立ち見が出るほど満席に、そして2階の通路までお客様が並びました。
フレンテ1階は、素敵な音色に包まれました。

◇11月25日(土曜日) お茶処なごみ 特別営業「夜なごみ」

夜なごみ写真


フレンテみえ1階には、御園棚や野点傘をしつらえました。
竹あかりを窓ガラス越しに眺めながら、お菓子とお抹茶を味わっていただく、特別な夜営業となりました。

そうぶんの竹あかり 詳細ページへのリンク

「harunachicoさんの冬の窓アート」完成!

2017年12月17日(日曜日)アートショップMikke(みっけ)にて「harunachicoさんの冬の窓アート」ライブペインティングを開催しました。当日の状況をお届けします。


朝10時
まずはヤグラに乗って右上からスタート。
「浮かんだものを描き始めると、描きたいものがどんどん浮かんでくる。」呼吸をするように筆を運んでいくのがharunachicoスタイル。

下絵もなければ、これを描く!という決まりはない。

普段の作品作りでは筆を使用しないharunachicoさん。
『筆で白一色、時間制限あり』という今までにはないスタイルでの新たな挑戦、まさに、窓アートという名の「アドベンチャー」が始まった。


12時
少しずつ絵が出来上がってくる。筆に加えてローラーも使い始める。ローラーで描くと、同じ白でも濃淡が出てきて面白い。
少しずつ「harunachicoの世界」が広がっていく。


14時
左側の窓を描き始める。
「今何描いてるのー?」「犬がいるー!」
「猫!」「うさぎ!」「雪だるまだー!」
 子どもたちからの声をうっすらと耳にしながらも、筆が止まることがないharunachicoさん。
 動物好きのharunachicoさんの作品には動物がたくさん登場する。
 

テスト

16時
はしごから降りて、全体を俯瞰しながら描き足していく。
終わりの時間が近づいてくる。
「もう少し!がんばれ harunachico さん」
16時15分
「完成!」harunachicoさんの優しい声が聞こえると、観客のみなさんから暖かな拍手が起こった。

休憩もほとんどとらず6時間。「窓アート」と向き合ったharunachicoさん。小さい体から満ち溢れるエネルギー。
その姿をずっと見ていた男の子からは、「僕も絵描きさんになるー!」という声が。大人が生き生きと絵を描いている姿は、どのように映ったのでしょうか。

harunachicoさんの窓アート。

タイトルは、「はしごの上の冬ごもり」

2018年2月12日(月曜日・祝日)まで展示しています。

日が落ちてから、白く浮かび上がる窓アートもおすすめです。

アートショップMikkeでは、窓アート展示期間中限定で、harunachicoさんの作品の展示販売をしています。時間をかけて丁寧に作られた作品は、すべて一点もの。是非窓アートと一緒にお楽しみください。
また、窓アートの写真をとって「#harunachico」「 #アートショップMikke」をつけてSNS投稿をしていただいたお客様には、先着200名にharunachicoオリジナル缶バッジをプレゼント。投稿画面をアートショップMikke店頭でご提示ください。

アートショップMikke

●harunachicoさんの冬の窓アート

2018年2月12日(月曜日・祝日)まで
展示場所:文化会館1階 アートショップMikke(みっけ)

harunachicoさんの冬の窓アート詳細ページへのリンク


 

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