- 開催日時
- 2025年8月9日(土曜日) 11時開演
- 会場
- 三重県文化会館 中ホール
- 参加者
- 小学生66人(保護者69人)
- アーティスト
- 橋ドレミ(ピアニスト)
第1部では、三重県文化会館所蔵の鍵盤楽器・ポジティブオルガン、チェンバロ、ピアノ、チェレスタを舞台上に並べました。小学生は舞台上の特設客席に座って、ピアニスト・高橋ドレミさんの話を聞いたり、実際に楽器に近づいて演奏している様子を観察したりしました。レクチャーの中では「ピアノとチェンバロの演奏を聴いてみてどんな違いがあったか?」など、小学生のみんなに意見を求める場面もありましたが、積極的に手を挙げて意見を出してくれました。
第2部では、「エリーゼのために」「ラ・カンパネラ」などのクラシック音楽を中心に本格的なピアノコンサートを行いました。コンサートの際は小学生も客席の家族のもとへ戻り、一緒にピアノの演奏を楽しんでもらいました。最後の曲目はショパンの「スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20」。ショパンがロシアの侵攻の影響で祖国から亡命する際の葛藤を描いた音楽です。公演日の8月9日は日本の戦争の歴史の中で忘れてはならない日であり、子どもたちに今一度平和について考えてほしいという理由で高橋ドレミさんが選曲しました。子どもたちの客席で真剣に耳を傾ける様子から高橋ドレミさんの思いはきっと届いたと思います。
終演後は舞台上の楽器を今度は家族みんなで観察したり、ロビーで高橋ドレミさんとお話をしたり、にぎやかな雰囲気で終了しました。
参加者の声
- きょうじゃくがすごくうまかったです。いろいろなピアノの名前をしれてうれしかったです。手のうごきがすばやかったです。
- れきしでピアノがしんかしたことがすごかった。
- 子供の感想を否定せず、うけいれてもらえてうれしかったです。コンペイトウのおどり等、知っている曲が出てきてわかりやすかった。チェレスタは初めて音色が聞けてよかった。(保護者)