三重県総合文化センター ブログ

社会見学:「のぞいてみよう!文化交流ゾーン〜三重県立図書館&三重県総合文化センター」」

《開催日時》2023年1月25日(水曜日) 15時00分から16時00分まで
《会場》三重県総合文化センター 中ホール
《団体》公募制
《内容》バックヤード見学

1月25日(水)三重県総合文化センター中ホールにて、大人のためのバックヤード見学を実施しました。まずはじめに、舞台上に落語の高座(寄席などで芸人が演じる高いところ)を仕込んでいく過程を見ていただき、どのように舞台が出来上がっていくのかを説明しました。その中で、舞台にはどんな役割の仕事があるのか、どういった設備が備わっているのかについても説明しました。その後、舞台上の他に、普段は入れないギャラリーやシーリングなどの高所や奈落(舞台の下)、また、床機構が動く様子を見学する中で、驚きの声や、納得される様子など様々な反応をいただきました。

高座を組み立て中。
開き足(木製の骨組み)の上に平台(木製の台)を置き、緋毛氈(赤い布)をかぶせ、端を丁寧に折り込めば完成!

高座をきれいに照らすため、
長い棒(シュート棒)を使ってスポットライトの角度を調節しています

舞台場面の転換に用いる床機構が動く様子を見学
床機構の一部
 ・奈落から上がる大迫(おおぜり)
 ・横に動くスライディング



参加者の声

・劇場上の不思議が少しわかった。また別の見方ができそう。
・今まで知らなかった事がたくさん知れておもしろかった。
・舞台作りの様子を詳しく見ることが出来たこと。
・これから舞台をみるときウラ方の皆さんのことを思います。照明やどん帳などなど。

社会見学について

三重県総合文化センターでは、小学校中学年を対象とした社会見学を実施しております。
未来の利用者である子どもたちに、公共の施設でのマナーやルールの他、普段は入ることのできない施設の裏側や、そこで働く人々のさまざまな「仕事」について楽しく学んでいただけるコースをご用意しています。
詳細は、「社会見学・施設見学」ページをご覧ください。

取材ボランティアレポート「三重県総合文化センター防災訓練」

12月7日は、昭和東南海地震が発生した日で、三重県はこの日を「みえ地震・津波対策の日」と定めています。今回、三重県総合文化センターでは、「大ホールでピアノのコンサートが行われている最中に震度6強の地震が発生する」という想定で、三重県総合文化センターに勤務する職員と、ボランティア・関係機関による協力のもと、防災訓練が行われました。

防災訓練に参加したボランティアの私たちは、観客の役をしました。実際に演奏者役のボランティアがピアノの演奏をしている時、大きな音(地震の音)が鳴り、コンサートは中断され、職員が大ホールから広場まで私たちを避難誘導しました。大ホールという大きな空間では、マイクを使えない状況で観客全員を安全に誘導するには、職員の冷静な判断と連携、可能な限りの大きな声での呼びかけは必須ですが、私自身、観客役を体験して考えたことは、観客や出演者も含め、日頃の災害に対する意識を高めることが必要だと思いました。

そのシミュレーションのあとに、元消防士である三重県防災対策部防災企画・地域支援課の岩本さんによる講話の時間があり、どのように地震災害に備えたらよいか、分かりやすくスライドを使って説明くださいました。

私は三重県に引っ越してきてからは、家に防災バッグ等を揃えていなかったので、この防災訓練後、早速防災バッグを買い、備蓄品のチェックも行いました。

南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくない状況の今、もう一度自分自身や家族、近所の方々とともに、災害について考え、情報を共有し、備えをしていく必要性を強く感じる防災訓練となりました。

(取材ボランティア:小此内寧々)

取材したイベント

三重県総合文化センター防災訓練
2022年12月19日(月曜日)

取材ボランティアレポート「小森あやさんとヒビユウさんの窓アート」

12月14日(水曜日)から3月26日(日曜日)まで展示されている「小森あやさんとヒビユウさんの窓アート」。今年の窓アートのテーマは「ブレーメンの音楽隊」です。

「ブレーメンの音楽隊」のお話を簡単に説明させていただくと……
「様々な理由で家から逃げてきたロバ、犬、猫、おんどりが音楽隊に入るためブレーメンへ向かいます。その道中、泥棒が家でごちそうを食べているのを見つけ、4匹の動物たちは協力して泥棒を追い出し、その家で平和に暮らしました。」という物語です。

12月5日の休館日、一足先に窓アートの制作現場を見学させていただきました。
下描きの様子やイラストレーターさんの作品への思いなどを聞かせていただける貴重な機会となりました。

館内に入ると絵の具のつんとした匂いがしていました。足場を組んで、とても大きなガラス窓に小さなイラストレーターさんが集中して作品を描いていました。

長い窓担当:ヒビユウさん
大きな窓担当:小森あやさん

エントランス上の長い窓を担当されたヒビユウさんの作品は、屋外から見て左から右にかけて「ブレーメンの音楽隊」のストーリーが進むようなデザインが特徴です。またMikkeの大きな窓を担当された小森あやさんの作品は、「ブレーメンの音楽隊」の楽しそうな雰囲気が伝わってくる表紙絵が特徴的です。

ある程度絵が描けたら外に出て、位置や大きさを確認する。その作業を繰り返して完成させていったそうです。

そして作業がひと段落ついた際にお二人にいくつか質問にお答えいただきました。

質問:一番こだわったポイントはどこですか?

小森さん
小さいお子さんからご年配の方まで幅広く楽しんでもらえるにはどうすればいいかを考えてデザインしました。
ヒビユウさん
絵を見るだけでストーリーが分かるような作品にしたいと思いました。また、小さい頃に読んだ「ブレーメンの音楽隊」を思い出しながら、「そういえばこんなシーンあったな」と思って楽しんでほしいです。

質問:どのようなところに注目してみてほしいですか?

小森さん
楽しそうな雰囲気を絵から感じ取ってほしいです。
ヒビユウさん
絵の流れやストーリー性を楽しんで見てほしいです。

お二人はとても物腰が柔らかく気さくな方で、質問にも丁寧に答えていただきました。しかし作業をしているときは真剣で、休憩されているときの朗らかな雰囲気とのギャップがとても印象に残っています。

小森あや
ヒビユウ

後日完成した作品を拝見して、朗らかなお二人の雰囲気がそのまま作品に表れていました。またガラス窓に目いっぱい描かれた作品はとても楽しそうな感じが伝わってきました。

窓アートは3月26日(日曜日)まで展示されていて、休館日も屋外からご覧いただけます。お立ち寄りの際はぜひ足を運んでみてください。

(取材ボランティア:ymk)

取材したイベント

小森あやさんとヒビユウさんの窓アート
2022年12月14日から2023年3月26日まで

イベント詳細ページへのリンク

1

最近のブログ

カレンダー

<<2023年01月>>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

カテゴリ

アーカイブ

このページの先頭へ

メニュー