三重県総合文化センター ブログ

取材ボランティアレポート「自然と再エネが共生するまち 度会町」その2

イメージ

伊勢志摩地域である度会町。

人口は8000人程で、宅地面積はわずか1%、森林面積は85%と、まさしく自然と共存しているまちである。

 

 

清流 宮川では、ボードの上に立って漕ぐSUP(スタンドアップパドル)というアクティビティがある。また、子どもたちの教育の一環として田植え体験、度会ウインドファームでは30,000世帯の電力を発電する事業など、豊かな自然を活かした取り組みを行っている。デジタル社会の今、リアル体験ができることはとても貴重だと感じた。

 

また、度会町は伊勢茶も有名である。様々な種類の茶葉や品種があり、それらをPRするために、カフェだけでなく創作料理やBAR、イタリアンレストランなど30店舗ほどとコラボレーションを果たした。さらには首都圏でコラボメニューの販売も行った。お茶の妖精のキャラクター「ティーナ」も度会町のお茶を盛り上げている。度会町の自然で育ったお茶がもっと有名になれば、今よりも度会町のお茶を様々な場所で味わえるようになるだろう。

 

イメージ

そして、伊勢茶を盛り上げているのはティーナだけではない。

皇學館大学の学生とコラボした「度会カフェリョクプロジェクト」である。2016年から発足し、今年で7年目となる皇學館大学の学生による活動である。

 

伊勢茶や日本茶の普及、地域活性化を目的とし、料理が主ではなく、お茶をメインに考えた料理についてのアイディアシェアリング、伊勢茶PRポスターの制作や動画撮影、伊勢茶を使ったパン作り、「宇治山田の和紅茶」の開発・販売など様々な活動を行っている。ゼロから何かを生み出すという普段なかなか出来ない活動ができるというのは、度会町を盛り上げるだけでなく、自分自身の成長にも繋がるため、鍛えられた経験を他のことにも活かせる。そうすれば、様々な取り組みをもっとしたいと思うようになり、どんどんその輪は広がっていくと感じた。

 

取材メモダウンロードファイルリンク(PDF形式、558キロバイト)

 

(取材ボランティア:m.)

 

 

取材したイベント

三重県生涯学習センター×皇學館大学×度会町 連携協定事業講座「自然と再エネが共生するまち度会町」
2022年6月4日(土曜日)

取材ボランティアレポート「自然と再エネが共生するまち度会町」

イメージ

度会町役場職員、みらい安心課の倉田晃旗(こうき)さんと、皇學館大学現代日本社会学部現代日本社会学科准教授の藤井恭子さんを講師としてお迎えし、度会町の自然や文化、特に、日本茶・伊勢茶の魅力について、お話を伺いました。

 

度会町は人口約8000人の小さな町で、森林が土地の85%を占め、清流宮川が町の中心を流れる自然豊かな土地です。度会町には、この豊かな自然を活かしたアクティビティが多くあります。町を囲む標高約200700mの比較的小さな山々は「わたらいセブンマウンテン」と名付けられ、初心者から本格派まで、多くの人が山登りを楽しむことができます。

ハイキングの他にも、清流宮川を安定性の高いボードに立ったまま進む「SUP(スタンドアップパドル)」というスポーツも体験することができます。SUPは、まるで水の上を歩いているような感覚になることから、「水上散歩」とも言われています。

 

イメージ

そのような自然豊かな度会町の特産品の一つがお茶です。三重県のお茶の生産量は全国3位を誇り、度会町でも多く栽培されています。

度会町や伊勢茶の魅力を発信すべく、皇學館大学の現代日本社会学部では、学生主体の「度会カフェリョクプロジェクト」という活動を2016年より開始しました。

 

このプロジェクトでは、学生たちが積極的に学外に出ていき、実際に伊勢茶の生産工程を見学することから始め、伊勢茶に合う料理のアイデアを出し合ったり、伊勢茶を使用したパン作りをしたりと様々なことに挑戦しました。そして、学生たちがすでに企画販売している「宇治山田の和紅茶」のパッケージの刷新や新たな種類の茶葉の追加をし、現在もそのPR活動、販売を積極的に行っています。このような活動を通して、より良いまちづくりや、地域の産業の担い手不足解消を目指しています。今後も、近年関心が高まっている「SDGs(持続可能な開発目標)」を踏まえながら、自然を活かし地域に根差す活動を続けていく予定です。

 

皆様もこの夏は、度会町でハイキングをしたり、清流宮川でSUPを体験したり、皇學館大学の学生がプロデュースした「宇治山田の和紅茶」を味わったりして、三重の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。

(取材ボランティア:小此内寧々

 

取材したイベント

三重県生涯学習センター×皇學館大学×度会町 連携協定事業講座「自然と再エネが共生するまち度会町」
2022年6月4日(土曜日)

 

取材ボランティアレポート「久居藩の城下をたずねて〜久居350年の歴史を歩く〜」

上野英三郎博士とハチ公像
上野英三郎博士とハチ公像

 

久居藩初代藩主であった藤堂高通公がこの地を「久居」と名付けたのに始まり、入府してから昨年で350年となりました。この節目に私たちは、久居城下案内人の会の皆さんと、全国初の外国人神主である久居八幡宮禰宜の山中フローリアンさんの解説を聞きながら、実際に久居の町を歩いてみました。

近鉄久居駅東口すぐの「上野英三郎博士とハチ公像」よりスタートし、玉せん寺、妙華寺、大手門跡、子午の鐘、久居八幡宮等を見学し、この地に今まで受け継がれてきた文化を肌で感じることができました。

 

しころ屋根
妙華寺本堂のしころ屋根(国登録有形文化財)

玉せん寺の本堂には久居藩初代藩主高通公の像と二代藩主高堅公の木像が納められており、境内には藤堂家の墓所もある為、この地を統べた藤堂家の歴史に思いを馳せることができました。妙華寺は屋根が錣(しころ:兜の首の後ろ側にさげて首筋を覆う部分のことを言い、後ろから斬られないようにするもの)のような形になっている等、特色のある外観をもち、国の有形文化財として登録されています。どちらも見れば見るほど、新しい発見がある場所でした。

 

大手門跡
大手門跡 久居郵便局

現在の久居郵便局があるあたりに、明治時代まで大手門という大きな門があったそうです。殿様が参勤交代等で出るときには家臣らがこの大手門まで見送り、戻るときにも大手門で迎えたようです。この大きな門は、当時の武家と町人とを区別するしるしにもなっていたのだろうと思いました。

 

講演の様子
久居八幡宮禰宜 山中フローリアンさん

「日本は文化が途絶えておらず、ひとつひとつに意味があることがすごい」と、山中フローリアンさんが仰っていました。今回実際に久居の町を歩いてみて、本当にその言葉の通りだと思いました。

 

「久居」は、高通公がこの風土を愛し、「永久に鎮座する(永久に居る)」という意味で名付けたと言われています。今を生きる私たちも、この地に永く住み続けることができるよう、更にこの町について知っていきたいと、そんなふうに思った一日でした。

 

(取材ボランティア:小此内寧々)

 

取材したイベント

講座ボランティア企画 郷土を歩こう!
久居藩の城下をたずねて〜久居350年の歴史を歩く〜
2022年5月18日(水曜日)

 

社会見学:わくわく劇場体験ツアー「鈴鹿市立栄小学校」

《開催日時》2022年5月11日(水曜日) 10時30分から12時まで
《会場》三重県総合文化センター 中ホール
《団体》鈴鹿市立栄小学校 4年生
《内容》

 

鈴鹿市立栄小学校のみなさんを社会見学プログラム「わくわく劇場体験ツアー」へご案内しました。はじめに客席で、舞台機構を使ったショーを観てもらった後、ショーの中でどんな仕掛けが使われているのか種明かしをしながら説明しました。その後、子どもたちは舞台上で、動く床に乗ったり、ピンスポットに当たったりしました。後半は2班に分かれ、音響、照明、舞台機構を操作する部屋をそれぞれ見て回り、舞台スタッフから機構の動かし方を教わり、実際に操作体験もしました。みなさん熱心に話を聞き質問をしたりメモを取ったりと積極的に劇場体験に参加していただきました。

 

客席からショーを鑑賞する様子

 

白い幕がいろんな色に変化していたのは、幕の裏にこんな仕掛けがあったんだ!

 

レバーを前に倒すと・・ あ、バトンが上がってく!

 

 

参加者の声

(児童)
・オペ室でバトンをレバーで動かしたり、調光室で赤と青を合わせて、紫をつくるのも楽しかったです。
・楽しかったし、どうやっているのとか分かって、皆に話したくなりました。
・音きょうさんや照明さんや舞台さんが、協力しているところがとても楽しそうで、かっこよかったです。

(先生)

・知りたい、見たい、さわってみたいと、好奇心がくすぐられることの連続でした。とても中身の濃い時間が過ごせました。

 

社会見学について

三重県総合文化センターでは、小学校中学年を対象とした社会見学を実施しております。
未来の利用者である子どもたちに、公共の施設でのマナーやルールの他、普段は入ることのできない施設の裏側や、そこで働く人々のさまざまな「仕事」について楽しく学んでいただけるコースをご用意しています。
詳細は、「社会見学・施設見学」ページをご覧ください。

社会見学:わくわく劇場体験ツアー「四日市市立中央小学校」

《開催日時》2021年12月3日(金曜日) 13時から14時30分まで
《会場》三重県総合文化センター 大ホール
《団体》四日市市立中央小学校 5年生
《内容》

 

四日市市立中央小学校のみなさんを社会見学プログラム「わくわく劇場体験ツアー」へご案内しました。はじめに客席に座って、舞台機構を使ったショーを観てもらいました。先生が舞台に登場するサプライズ演出も大好評!舞台上では、大ホールにしかないオペラカーテンの裏側に立ち、出演者の気分を感じてもらいました。
 他にも音響、照明、バトンなどを操作する部屋に行き、実際に操作を体験するなど90分間盛りだくさんの内容でしたが、みなさんどの場所でも真剣に話を聞いて積極的に体験をしていただきました。

 

オペラカーテンが開く様子を見学!こうやって引っ張っていたのか・・!

 

ピンスポットライトの操作を体験!重たい機械を上手に操って、舞台上を動く人を光で追いかけてみよう!

 

舞台の下へ続く穴が出来ている!なるほど!さっき先生はここに乗っていたんだね!

 

 

参加者の声

(児童)
・ステージのしくみを知ることができてよかったです。イベントがあればまた行きたいなと思いました。
・舞台のうらがわはとってもたいへんってことが分かった。
・ダンスでしょうめいや音きょうさんを見たことがあるけど、細かいことを知れて良かった。今度からはこれだけの人がやってくれてるんだと思いながら、がんばりたいです。
・色いろな人が協力して、いい劇や発表になることがよく分かりました。

(先生)
・どの児童も生き生きと楽しそうに見学させていただきました。”体験”させていただけたこともとてもうれしかったようです。

 

社会見学について

三重県総合文化センターでは、小学校中学年を対象とした社会見学を実施しております。
未来の利用者である子どもたちに、公共の施設でのマナーやルールの他、普段は入ることのできない施設の裏側や、そこで働く人々のさまざまな「仕事」について楽しく学んでいただけるコースをご用意しています。
詳細は、「社会見学・施設見学」ページをご覧ください。

社会見学:わくわく劇場体験ツアー「津市立八ツ山小学校」

《開催日時》2021年12月2日(木曜日) 13時から14時30分まで
《会場》三重県総合文化センター 中ホール
《団体》津市立八ツ山小学校 3年生
《内容》

 

津市立八ツ山小学校のみなさんを「わくわく劇場体験ツアー」にご案内しました。
音響や調光を操作する部屋、奈落や楽屋・楽器庫など普段は入ることができない場所を見学してもらいました。回ったり上下したりする舞台の床に載って、その裏側はどんな仕組みになっているのか見に行ったり、他にもホールの仕掛けをたくさん見たりして、たくさん体験していただきました。みなさん驚きながらも、メモを取りつつ、最後までとても熱心にお話を聞いていただきました。

 

ドラムロールが響く中、ピンスポットライトの光が左右に動いています!選ばれるのは誰かな?

 

この2つのマイクの違い、分かるかな?

 

ボタンをグッと押しながらレバーを前に倒すと・・・?
あ!バトンが上に上がっていく!

 

 

 

参加者の声

(児童)
・調光室や音きょう室、シーリング室やオペ室や奈落のきかいをさわったり見たりできて楽しかったしびっくりしました。
・応援団鳥の「かるみー」がいることを初めて知りました。楽器は温度をちゃんと見ないとへんな音が出ることを初めて知りました。
・奈落のきかいが動いているのを見て「こういう仕組みをしてるんだぁ」と思いました。
(先生)
・日常的には見られないところの見学ができ、一部体験させていただけるのは、子ども達にとってとても興味深い内容である。

 

社会見学について

三重県総合文化センターでは、小学校中学年を対象とした社会見学を実施しております。
未来の利用者である子どもたちに、公共の施設でのマナーやルールの他、普段は入ることのできない施設の裏側や、そこで働く人々のさまざまな「仕事」について楽しく学んでいただけるコースをご用意しています。
詳細は、「社会見学・施設見学」ページをご覧ください。

取材ボランティアレポート「そうぶんの竹あかり」

撮影:新井良規

 

立冬が過ぎて日の入りが急に早まった11月11日。
今年5年目となる「そうぶんの竹あかり」が祝祭広場で開催となりました。
今年の竹あかりのテーマは『世界はただ輝いて』。


そして今回は、11月12日から始まる「女性に対する暴力をなくす運動」のイベントであるパープル・ライトアップとコラボレーションした紫にペイントされたリボン型の竹(竹ひご)と紫のライトも点灯されて、いつもと違った雰囲気の竹あかりも見ることができます。

 

パープルライトアップ 撮影:新井良規
撮影:新井良規

 

この日のオープニングセレモニーでは、一昨年前から竹あかり会場で流れていた倍音楽演奏家の「倍音人(バイオンビト)Road」さんの生演奏が行われました。

音は音程を決める基音と音色を決める倍音で構成されています。倍音は単一ではなく整数倍の周波数が幾重にも重なった音で、倍音がどう共鳴するかによって音色は決定されます。

演奏に使われる楽器はガンクドラムとハンドパン。ガンクドラムは日本の楽器で四日市で製作されており、ハンドパンはスイス発祥の楽器です。両種はよく似た円盤型の金属製打楽器でスピリチュアル音楽として耳馴染みのある癒やしの音色を発します。

 

倍音人Roadさんの演奏

落日とともに明るさを増す竹あかりを前に入念なリハーサルを終えたRoadさんが、一畳分もない小さな低いステージに胡坐を組み、楽器を抱え込みました。

 

イメージを確認するかのように竹あかりを仰ぎ見てから、弾くように軽く指先で楽器を叩くと、ボワンと膨らんだ空気のような高音が波打つような感覚で流れ出します。

 

 

 

撮影:新井良規

その音を辿って耳を傾け、叩く・押さえる・擦る独特の奏法。それは次第に早くなり素早く動く両手からは長く美しい響きと響きのない短い音が幾重にも重なって波紋のように遠くへ拡がっていきます。
音の綾は無邪気な子どもたちの笑い声と出会うと現実を包み込み、すべての音が遠くから聞こえてくるような幻想的な空間へと変わりました。広場の聴衆をすべて包み込んだ音の綾は夕闇の片隅で秘やかに耳をかたむけていたそうぶんの警備員を包み込んで、最後に暗闇に解けて20分間の短い演奏は終わりました。

 

わずかな静寂中「今日はよう寝られそうや」と誰がが呟いた声にハッと引き潮のように現実が戻った目の前には、始まりと同じように竹あかりがただ輝いているだけでした。

(取材ボランティア:鈴木ゆかり)

 

取材したイベント

そうぶんの竹あかり「世界はただ輝いて」
2021年11月11日(木曜日)から11月28日(日曜日)まで

 

社会見学:わくわく劇場体験ツアー「津市立栗葉小学校」

《開催日時》2021年11月11日(木曜日) 11時から12時まで
《会場》三重県総合文化センター 中ホール
《団体》津市立栗葉小学校 3年生
《内容》(1)客席でお話、舞台機構ショー鑑賞 (2)舞台上で、照明・舞台機構の体験 (3)バックヤードツアー(調光室、音響室、楽屋、楽器庫)

 

津市立栗葉小学校3年生のみなさんへ、社会見学プログラム「わくわく劇場体験ツアー」をお届けしました。
2クラス62名ということで、今回は1クラスごとに1時間のプログラムを実施しました。
まずは三重県総合文化センターとそこで働く人々についてのお話を聞いてもらった後、中ホールにある様々な仕掛けを使ったショーを鑑賞。ショーで活躍していた音響、照明、舞台機構についての説明を受けて、いよいよ舞台上に上がって実際に体験です!

 

栗葉小学校1
とっても熱い照明!やけどしないように気をつけてね。

照明体験では、照明に手をかざして熱さを感じてみたり、アーティストを照らしている「ピンスポットライト」に当たってみたりしながら、舞台を明るく照らすことについて体感してもらいました。

 

舞台機構体験では、回る床「回り舞台」にみんなで乗ったり、迫(せり)を使って地下へ降りて「奈落」を探検したりと、大迫力の体験にたくさんの驚きの声が聞こえてきました。

 

栗葉小学校2
迫(せり)に乗って、みんなで奈落へゴー!
栗葉小学校3
奈落体験にドキドキわくわく!?

 

最後はバックヤードツアー。照明を操作する調光室、音を操作する音響室、楽屋、楽器庫をめぐりました。

三重県総合文化センターの中ホールのこと、詳しくなったかな?
またぜひコンサートやお芝居を観に、そうぶんへ遊びに来てくださいね!

 

参加者の声

(生徒)
・楽屋に初めて入ってわくわくしました。
・舞台が下がったり、回った所が凄かった。また行きたいです。
・発表会にいつも行っているので、知らないことを知れて、また見学したいと思いました。

(先生)
・普段は見ることのできないバックヤードを見せていただくことができとても嬉しそうであった。

 

社会見学について

三重県総合文化センターでは、小学校中学年を対象とした社会見学を実施しております。
未来の利用者である子どもたちに、公共の施設でのマナーやルールの他、普段は入ることのできない施設の裏側や、そこで働く人々のさまざまな「仕事」について楽しく学んでいただけるコースをご用意しています。
詳細は、「社会見学・施設見学」ページをご覧ください。

 

社会見学:わくわく劇場体験ツアー「伊賀市立三訪(みわ)小学校」

《開催日時》2021年11月4日(木曜日) 13時30分から15時まで
《会場》三重県総合文化センター 中ホール
《団体》伊賀市立三訪小学校 5年生

 

伊賀市立三訪小学校5年生の皆さんを、劇場の普段は入れない部分に入って、劇場でのお仕事や裏側を体験してもらう「わくわく劇場体験ツアー」へご案内しました。
客席でホールのことや音響・照明などについての説明を聞いて、いざ舞台の上へ!

 

劇場体験ツアー 写真1
照明の熱を間近で体験。熱い!まぶしい!とみんな興味津々。

舞台上では照明器具の熱を感じてもらったり、光に色をどうやってつけるのかなどを見てもらいました。

 

劇場体験ツアー 写真2
調光室で「フェーダー」を操作し色染め体験!2つの色を組み合わせるとどうなる…?

その次は2階にある音響・照明を操作する部屋に移動し、機械の操作を実際に体験。

 

劇場体験ツアー 写真3
大迫(おおぜり)に乗って、奈落から舞台上へ登場してみる体験。客席が見えてきた!

楽器庫や楽屋などを見学し、機構を使って舞台に登場する特別体験も!
最後にちょっとした舞台機構ショーを見てもらってツアーは終了です。
どの子も興味津々に舞台スタッフのお仕事を体験してくれていました。 

 

参加者の声
  • ふだん、体験できないことを体験できて楽しかった。
  • そうぶんのことを知ることが出来て良かった。
  • 舞台の上だけじゃなくて、ホール全体に仕かけがあってびっくりしました。

 

社会見学について

三重県総合文化センターでは、小学校中学年を対象とした社会見学を実施しております。
未来の利用者である子どもたちに、公共の施設でのマナーやルールの他、普段は入ることのできない施設の裏側や、そこで働く人々のさまざまな「仕事」について楽しく学んでいただけるコースをご用意しています。
詳細は、「社会見学・施設見学」ページをご覧ください。

 

取材ボランティアレポート「ワンコインコンサート ミュージカル菜那くらら&花陽みく」

ワンコインコンサート

 

待ち望んでいた宝塚OGによるワンコインコンサート『ミュージカル菜那くらら&花陽みく』が一年越しでやっと開催されます。花組と月組でエトワールを務めた2人の歌声を大ホールで聴くことができるなんてなんと嬉しいことでしょう。

こちらは毎年恒例の国際共同組合デー記念コンサートです。開演前に梶館長から県内4つの共同組合の紹介と公演の見所としてエレクトーン奏者の宮崎誠さんの伴奏も愉しみにとの話しがありました。ワンコインコンサートのソロ出演歴もある宮崎誠さんは伴奏も併せると県文化会館への出演が4回もあるそうで、意外な縁に開幕前から客席と舞台の距離が縮んだような気がします。

気持ちも和み暗転した客席に突如として宝塚の代名詞とも言える『ベルサイユのばら』のプロローグが重々しく流れます。耳に入る多彩な楽器の音色はオーケストラの伴奏かと錯覚するほどで、事前に話しを聞いていなければとてもエレクトーン1台の演奏とは思えません。

そして舞台中央に2人の姿が。
退団してから3年以上経っているのにまったく変わらない姿に胸が熱くなります。

『ベルサイユのばら』と言えば男装の麗人オスカルが有名ですが主役はマリーアントワネット。マリーアントワネットの幼少期から斬首刑までを書いた同作の歌い出しは故郷を思う切ない歌詞の『青きドナウの岸辺』から。高く澄んだ歌声が客席を瞬時に魅了していきます。
続いて宝塚では珍しく1年間のロングラン公演となった伝説の海外ミュージカル『ME&MYGIRL』をメドレーで。ロンドンの下町ランベスで生まれた女の子が両親に「世の中に出て悔しいことが起きたら顎で受け流しなさい」と言われた言葉を健気に守り、笑って明るく歌う『顎で受けとめなさい』など、短い歌のひとつひとつに気持ちを込めて歌う姿は観ている者を物語の世界へと導いてくれます。そして同公演一幕の最後に歌われる軽快な『ランベスウォーク』では自然と手拍子が入り徐々に会場の空気が温まっていきます。
宝塚の代表曲を歌い終わった後は2人が選曲したソロを順番ずつ歌い継ぎます。宝塚公演パパラギより『心はいつも』、ミュージカルモーツアルト!より『ダンスはやめられない』、ミュージカルロミオ&ジュリエットより『あの子はあなたを愛している』、現在再演中のミュージカルレ・ミゼラブルより『夢やぶれて』…。

ソロが終了し中盤が過ぎると緊張が溶けたのか2人とも少しホッとした様子で、こんな大きなホールでソロを歌うことができて幸せだと嬉しそうに話していました。歌劇団にいたのに不思議な話しだと思いますが、宝塚ではメロディラインは男役が歌うもので、娘役はハーモニーがほとんど。ソロを歌うことは少なくてそのような感慨が口に出たのかもしれません。一昨年行われた宝塚OGのワンコインコンサートでは男役と娘役のコンビでしたから娘役の美しい歌声を堪能できる今回のコンサートは貴重なのです。

そんな2人が最後に選んだ曲はNHK朝ドラの主題歌『おひさま〜大切なあなたへ〜』。MCでは無観客公演のことにも触れられ観客の前でパフォーマンスをすることの意義を噛みしめて話され客席に観客がいることの重要さを語っていました。そんなコロナ禍での公演の困難さが歌詞と繋がります。

あなたは私の奇跡
あなたは私の希望

この暮らしが続くのなら
なにもいりはしない
(『おひさま〜大切なあなたへ〜』作詞:岡田恵和)

2人の心地よい透明な歌声は自粛生活に疲れた心に涼やかに染み入ります。お別れはプログラムには載っていないけれどもOG公演でお馴染みの『すみれの花咲く頃』を。宝塚を知らない人でも口ずさめる有名な歌は実は娘役のソロから始まります。

春 すみれ咲き春を告げる
春 なにゆえ人は汝を待つ
『すみれの花咲く頃』作詞:Fritz Rotter・白井鐵造)

優しい歌詞とソプラノの歌い出は聞く人を常に感動させます。引き続いて『この愛よ永遠に〜Forever TAKARAZUKA〜』が。大地真央の公演主題歌だったこの歌は歌詞を変えて宝塚を代表する歌となりました。コロナ禍で公演が中止となる度にどれだけこの歌詞に励まされてきたでしょう。そしてそれを周知の宝塚ファンが応援するように湧き上がる手拍子。まるで大劇場公演を観ているようです。

終演後のロビーには「宝塚を観るのは本当に久しぶり」、「また大劇場に観に行きたいね」など喜びの囁き声が響きます。

清楚で愛らしい容貌の菜那さん、多彩な表情で魅せる花陽さん。退団してもなお宝塚を感じさせることのできる2人の娘役力はなんと素晴らしいことでしょう。今となっては何ごともなく日常生活をおくるれることが本当に奇跡。大きな声で笑い、話し、エンターテイメントを堪能できる日が戻って欲しいと心より願いました。

(取材ボランティア:鈴木ゆかり)

取材したイベント

ワンコインコンサート ミュージカル菜那くらら&花陽みく
2021年7月16日(金曜日)11時30分開演

 

最近のブログ

カレンダー

<<2026年03月>>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

カテゴリ

アーカイブ

このページの先頭へ

メニュー