1. 県民に愛され、誇りとなる劇場づくり
実演芸術に関わる鑑賞、学習、参加、創造など多彩なプログラムを企画し、多様な事業が相互に作用することで多目的に人が集い賑わう劇場、そして「県文があってよかった!」「県文があって誇らしい」と多くの県民に言っていただける、愛され、誇りとなる劇場を目指します。
2. 県立文化施設間連携と拠点機能の強化
平成30年度から総合博物館と県立美術館の一部指定管理を当事業団が指定を受け、県立文化施設間連携による効果創出が運営面・事業面双方で求められています。事業連携では互いに単独では成し得ない相乗効果を生み出す企画を立案していきます。
中核的拠点機能では第一に県立施設の重要使命として市町文化施設や多様な文化の担い手のリーディング施設となることを目指します。第二に県立文化施設が求心力を持つことで南北に長い三重県のどこからでも訪れたくなる県立文化施設の魅力づくりを目指します。
3. アートの社会的効用の発揮
「劇場・音楽堂等の活性化に関する法律」条文にも謳われているように、地域コミュニティの創造と再生が劇場機能に求められています。for ART(アートのため)の事業だけでなくby ART(アートによる)事業も、すなわちアートが手段となり社会的効用を発揮する事業への社会的要請が高まっています。観光、経済、教育、福祉など、アートの持つ力で様々な分野の地域課題に積極的に取り組みます。