杉本郁子さん -前半ー

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昨年度フレンテみえで開催された「女性のためのエンパワーメント・スクール『まちへの想いをカタチに。ススム、変わる!』」を受講いただき、「笑い」を広げ活動していきたいと発表された杉本郁子さん(愛称いくちゃん)にお話をお伺いしました。講座の後、フレンテみえに講座の御礼にも来てくださったいくちゃん。講座中のこと、その後ご自身の活動がどのようにすすんでいったのか(本人は「シンデレラストーリーみたい」とおっしゃっていました)、現在、今後への想いなどについて、たっぷり語っていただきました。

講座を受講したきっかけ

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講座のチラシをみた頃は、夢を実現したいという想いはあっても、それをどうしたらいいか、きちんとした「カタチ」っていうのがよくわからなくて。それで、友達の誘いもあって、まぁ勉強してみようかって思って。

「笑いヨガ※」の活動はすでにしていたし、それを仕事にしてやっていけたらいいなっていうのはその前からも思っていたけど、「笑うこと」っていう、これを伝えるのに方向性っていうか、明確なものがまだ見えてきてなかったんですよね。

※笑いヨガ…笑いと呼吸法を組み合わせた健康体操

講座のこと

(聞き手)受講してみて、いかがでしたか?

ほんっとね、大変だった(笑)

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最初は全回も行けるかな?っていうのが一番心配だった。講座をうけているときは正直心の中で、「難しいこと言われても分かるわけないじゃない」とか、「なんでこんなこと、私この歳になって書き出さないかんのかな」とか、ほんっとね、苦しかったの。もうこれ以上考えてもわからないし、宿題として持って帰っても忙しい中でなかなかとりくめないし。忙しい毎日の中であれだけの時間をつくって参加して、そこでなんでこんな苦しい作業するんかな?と。ワークで自分に向き合って、色々書きだす意味が、最初分からなかった。

(聞き手)みなさん大変だったと思います。講師の西井先生もワークはすごくつらい作業って言ってました。でもこれを乗り越えることに意味があるから、やった方がいいって。

やったことないことへのチャレンジやった

ひとりではたぶん最後まで続けられなかったけど。講座で知り合ったお仲間の方々みんなで励まし合ったりして。やっぱり、そういう「志」が一緒の人たちが集まると、すごく楽しかったし、本当に使ったことない頭もすごく使って、やったことないことへのチャレンジやった。

(聞き手)講座4回目の「発表」は、いかがでしたか?

自分の中の新しい自信っていうか

あの場に立てて、発表できたってことで、ひとつ乗り切れたっていうのかな、ステップアップできた。たくさんの人の前で、自分がプロジェクターを使って説明できたっていうことが、自分の中の新しい自信になったっていうか。

(聞き手)それは見ていても感じました。やる前は「どうしよう、できるんだろうか」っていう空気があったけど、実際やったことで「あっ、私、できるんだ」ってみなさん自信や達成感のような空気がでていて。そして発表者のみんながお互いにすごく応援しあってたから、それもとてもいい雰囲気でしたね。

「私の、私にしかできない」ってこと

満面の笑みのいくちゃん

最初、発表の準備をしていた時に私が言ってもらったのが、「これって、笑いヨガの説明で、いくちゃんのことを書いてないんじゃないですかね。いくちゃんの想いは?」って。「笑いヨガっていうのはこういうもの」という資料ばっかりだったから。

「笑いヨガ」の世界では既にトップの先生とかがいっぱいいるので、「私の、私にしかできない」っていうことは何かをすごく考えた。「私だからできること、私は何をやりたいのか、何のために?」って。それで行きついたのが「笑いの学校」。そして笑いを「伝える」こと。これを目標にしたら、なんか方向性ができてきた。

(聞き手)いくちゃんは本当に、すごく一生懸命取り組まれ、いろんな人に話したり整理したりしながら考えてらしたなと思います。発表の前にも何回もフレンテみえに来てくださって、「こう作ってみたんだけど」と話して聞かせていただいて。

「想いをカタチに」するために集まったお仲間の方と、知り合って、支え合って

フレンテみえの方々の想い、親密さっていうか、フォローや色々相談に乗ってくれたっていうのもすごく大きい。職員さんの対応が親身ですごく良かったから。ここで出会ったみんなもそうだし。「想いをカタチにする」ために集まったお仲間の方と、励まし合って、アイデアを出し合って、支え合って。だから、ああやって、成し遂げられたっていうのかな。