岡田光代さん -後半ー

みつよさん写真

昨年度フレンテみえで開催された「女性のためのエンパワーメント・スクール『まちへの想いをカタチに。ススム、変わる!』」を受講いただき、「この街だからこそできる子育てを応援したい」と発表された岡田光代さん(以下みつよさん)にお話をお伺いしました。講座のこと、その後の変化、今後への想いなどについて、たくさん語っていただきました!

これからの目標

(聞き手)今後としては?

一生懸命やっているのですが、子育て支援業って、仕事としてやっていくにはなかなか大変。でも、そこは仕事としてもなりたつようにちゃんと考えていかないとな、と思っています。企業として「子育ち」をみんなでやってもらえるっていう風に持っていきたいと思っていて、企業とどう絡むかということを、今一生懸命考えています。そうすることで子育てに今まであまり興味がなかったという方にも興味を持ってもらえたら、まちの子どもの「子育て」にも協力してもらえるのかな、という視点で動いているところです。2つ、3つくらいの会社の社長さんは賛同してくれているので、実際のところ、もう動いていく目途もたっています。

自分の決めたことだから

アヒル

本当、やってみると大変なことも見えてくるんですよ。でもそれは、自分の決めたことなので。なんとかクリアしようと思っています。大変なことは見せずに「楽しい楽しい」ってがんばってると、「あなたが楽しそうだからあなたにお願いしたい」って言われることもありますし。「ただあなたが楽しんでるだけじゃないの?」って言われることもありますけど…。ちゃんとお話すると分かってもらえるんですけどね。

対等な立場で、自分の意思表示ができるようになってきた

いろんな声が入ってくるけど、それを全部聞き入れているとなかなか進んでいかないので、自分で意思決定をして、ちゃんと意思表示をして。それはこの講座を受けさせてもらってから変わったところです。今までは、「あの人に言うたら何でも引き受けてくれる」とか、そういうイメージで見られてたのではと思います。何言っても怒らへんかなって。最近は、ちょっと「変だな」って思うときは、ちゃんと相手に伝えるようになりました。対等な立場で、「私はそういうつもりはないですよ」って。きちんと言うようになったら、だいぶ変わりました。人からの見方っていうか、「あまり変なこと言ったらだめだな」と、相手にも分かってもらえたかな。まだまだですけどね、少しずつちゃんと自分の意思も伝えられるようになってきた。それは、ビジネスだけではなくって、生きてくうえでもとても大事なことだと思っています。

ちょっと違うなと思ったときはちゃんとブレーキをかけて、また動き出す

いったん動き出しても、「ちょっと違うな」と思ったときはちゃんとブレーキをかけて、関係性を保ちながら対等な立場で話し、また動き出す。今までほやほやと動いているものもあって、私も納得してた部分もありますが、やっぱりそこは、ちゃんと確認するようになりました。「今度はどうしますか?」とか、あんまり遠慮せずにちゃんと聞いて、納得してから動くようにしています。
それでも、あとから反省することもいっぱいありますけど。それはまぁ、ひとつずつすすんでいくかな。

(聞き手)講座を受けてからだいぶ変わられ、すすまれたんですね。

それね、全然違うところでも、何人かの人から言われます。前から知ってた方と久しぶりに会ったり、集まったりしたときに、「変わったよな、岡田さん!」って。意思をはっきり伝えられるようになったって。今まで悩んでたこと、そこやったんやと思います。相手の気持ちも分かるけど、私はこう思っとるんやと伝え、対等に生きるってこと。この講座のおかげやと思います。

実は、プライベートでも色々ありまして。先日孫が生まれたんです。そこに立ち会えたんですけど、そしたら息子がね、「僕大丈夫かな、僕よう立ち会えるかな」って。本当に大丈夫かなって、分娩室へ入っていくのを見てたんやけど、出てきた時に息子が言った言葉が、「あぁ、すごいわ。生まれてきた瞬間な、ちっちゃい赤ちゃんが出てきたとき、パァーンと息すって、パァーンと大きくなってな、広がった」って。
そこまでちゃんとよう見とったんやって思いました。今後はそんな経験などもお伝えしながらやっていけたらと。誰もが初めてですからね。パパになることも初めてやし、おばあちゃんになることも初めてです。

(聞き手)ところで、前回の講座の打ち上げで大変好評だった「箱の中身はなんだろな?ほれっ♪(※)」の箱の進化版なんでしょうか。とても素敵な木箱ですね。

注意箱の中身を見ずに手をいれて、中身を当てるゲーム

木箱の写真
木箱の説明をするみつよさん

ふれあい遊びって私は言ってるんですけど、これは、小さい時に楽しい経験とかいっぱいすると、自信がついたり、手先の感触とかで五感を培うのにもいいかな、何よりもコミュニケーションが良好になるかなって考えたものなんです。小学校を訪問したときに、何かないかなって考えて作ったのがあのときの箱だったのですが、あれは、もう1,000人を超えるお子さんに遊んでもらいました。それで今度は、箱をパワーアップしてちょっといいものを作ってもらいました。三重県産のヒノキです。触ってもらうだけでも、癒してもらえるかなって。「この街だからこそ」を大事にしたいので、小さい時からもこういうヒノキだったり、松阪木綿とかを触ってもらったりするのもいいのかな、と思ってつくりました。ふれあいゲームだけではなく、今後は、森の関係の方たちとも出会ったりしながら、森につながるような大人向けのワークもやりたいなと思っています。

木箱の使い方1
木箱の説明2

(聞き手)これからはどんなことを?

今やっているふれあい遊び、例えばベビーマッサージ、リトミック、お話、読み聞かせ、パネルシアター、手作りゲームなどを、相手から希望を伺って、そのニーズにあわせてどうするか考えカスタマイズしたり、「こんなんあります」ってこちらからも提案していきたい。この箱も使って、さらなるバージョンアップをしていきたいと考えています。

この講座に参加しようかどうか考えている人へ

自分の想いを整理するきっかけにもなりますし、仲間もできます。あと、企業や組織の方に自分の今している活動を知ってもらえるチャンスになりますよ。自分の力もパワーアップできます。「何かやりたいな」と思う人はぜひ受講してみてください。

今年度受講生へのメッセージ

私は、この講座を受けて、自分を変えることができました。踏み出しました。「想い」がある方は、ぜひこの講座を受けてみてください。きっと、何かが見つかるはずです。
皆さんもパワーアップしましょう!

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