
みなさんは、“ジェンダー”って聞いたことがありますか?
ジェンダーとは、「社会的、文化的につくられる性別」のこと。
「ジェンダー平等」の実現はSDGs(※)の目標にも取り上げられています。
「自分は、親世代と違って、ジェンダー感覚は全然問題ない!」と思っていても、実は知らず知らずのうちに自分やまわりの「思い込み」からジェンダーにとらわれてしまっていることもあるかも…。
あなたは「ジェンダー」にとらわれず、自分らしく生きられていますか?
中学生~大学生くらいの若い世代のみなさんが、ジェンダー平等に向けておさえておきたい「チェック項目」をあつめてみました。
あなたはどう感じていますか?
自分のジェンダー感覚を知るために、一般的に“正解”だと思うものを選ぶのではなく、自分自身が自然に「そうだな」と思うものをチェックしてみましょう!

※SDGs(エス・ディー・ジーズ)=持続可能な開発目標とは…2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界をめざす国際目標のこと。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。そのゴールのひとつに「ジェンダー平等を実現しよう」という目標が掲げられています。
ジェンダー全体のこと
学校のこと
家庭のこと
進路、仕事のこと
交際、結婚、出産のこと
いろいろな性のこと
あなたがチェックした項目は 個です。
チェックの数であなたのタイプがわかります。
チェックの数が多いほど“ジェンダー平等”。
あなたはいくつチェック がつきましたか?
あなたがチェックした数に該当するタブをクリックしてみてください。
ここに結果を表示します
あなたは、「男だからこうでなくては」「女だからこうあるべきだ」と思いこんでいませんか?「らしさの呪い」にかかってしまうと、自分も苦しくなってしまいます。
もう少し肩の力を抜いてみませんか?
「まわりがこうだからこうしないといけない」と、周囲を気にしすぎて影響されてしまっていませんか?
あなたはあなたで大丈夫!
あなたは世間の常識にとらわれず、自分らしさやその人らしさを大切にできています。でも、無意識にまだ性別にとらわれているところもあるかも。
もう一度、ふりかえってみませんか?
「男らしさ」「女らしさ」にとらわれることなく、「自分らしく」「その人らしく」を認められるあなたは、とても素敵ですね。
あなたのその魅力に、どんどんまわりをまきこんでいきましょう!
「全部当然でしょ。今さら何を言ってるの?」と思った人、「言われてみれば、そうかも」とチェックをつけた人、「いやいや、やっぱり性別によって向き不向きや役割があるでしょ」と思った人。
今までの経験や知識も人それぞれ。みなさんそれぞれの感じ方、考え方があると思います。でも、「自分がこうだから」といって、「自分の普通」をまわりにも強要してしまうと、みんなが生きやすい社会とはいえないですよね。
違いを受け入れながら、自分をふりかえってみたり、まわりを理解しようとしてみたり、対話を重ねたり。
無意識の偏見や「こうあるべき」にとらわれず、考えていくことが大切です。
昔に比べてジェンダーに対する意識はだいぶ変わってきていますが、まだまだ見えにくいところにジェンダーはひそんでいます。
知識としてはジェンダーについてわかっていても、実際には「そういえばまだこういうことある…」ということはありませんか?
たとえば…
- 女の子は男の子に守ってほしい、男性やっぱり女性をリードしなくては。
- 3歳までは母親が子どもの側に。(子育てを主にするのは女性で、男性はあくまで手伝う立場?)。
- 受付や事務職、保育士、看護師、介護士は女性の仕事。
- 男の子は遠くの大学や予備校に行ってもいいけど女の子は県内で。浪人するのもちょっと…。
- 女の子はほどほどに勉強ができればいい。
- 男の子はしっかり稼いで一家を養わなくては…。
これってジェンダーかも。
自分もまわりも、もっと生きやすくなるために、
新しい気持ちで 見つめなおしてみませんか?
わたしらしく、あなたらしく生きられるために。
「ジェンダー平等」が2021ユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選出されるなど、「ジェンダー」についての認知度は高まってきています。
でも、理想とする考え方についてはなんとなくわかっていても、いざ自分が実践できているかというと、「まわりがこうだから」「親やまわりの大人がこうだから」と、知らず知らずのうちにまだまだ「性別」にとらわれてしまっていることがあるかもしれません。
今回は、できていないものをチェックしていくのではなく、チェックリストを読んだときにまず理想の景色が頭に浮かぶような聞き方にし、ジェンダー平等に向けて自分の意識を改めてチェックしていけるようにとの願いを込めて作成しました。
『景色をかえて、意識をかえる』
みんなが自分らしく、それぞれの個性を生かして認め合える社会。
みなさんがこのチェックリストを通して、少しでもジェンダーについて考えてみていただけたら幸いです!