ジェンダーを考えるヒントに。フレンテみえの《絵本》ができました!
みっちときりー

「おとこのこなのに おはながすきなのか?」
「ぼくは みんなとちがって へんなのかな…」
ミツバチの「みっち」と カマキリの「きりー」。
考え方も好きなものも全然ちがうふたりです。
どうしたら、分かりあえるでしょう。
ちいさなお子さんと一緒に読んでいただける、フレンテみえオリジナルの絵本です。
じつは…
ミツバチの
みなさんは、どうですか?
もし、あなたの
みっち と きりー みたいにね。
あなたは どう おもいますか?
「みっち と きりー」を よんでくれて ありがとうございます。
おとこのこが、おはなをすきなのは、へんなこと?
きりーはどうして「おんなのこみたい」といったのでしょう?
みっちはどうして、はずかしくなってしまったのでしょう?
みっちの もやもやしたきもち って、どんなものでしょう?
あなたは、どう おもいますか?
なにか かんがえたり、だれかと はなしたり したことがあれば、ぜひ おしえてください。
おしえてくれた ひとには、「みっち と きりー」の えほんを プレゼントします。
みんなの かんそう
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匿名 4さい
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すきなことは みんないっしょじゃなくて みんなすきなたべものや すきなあそびや すきないろが ちがうくて あたりまえで 自分の思うようにいるのが 自分らしくていいと思います。
はるくん 8さい
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みっちときりーは仲があまりよくなかったけど みっちがゆうきを出して 仲よくしたいということをいったゆうきがすごいと思った。
みっちときりーがすきなことは さいしょちがったけど さがしてみつけてあそぶ それがいいなと思った。はな 11さい
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みっちときりーが仲良くなったところが面白かったです。
とも 6さい
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私は2児の母親であり、保育士をしています。この本を読んで子どもたちに、素直に自分の好すきなものを選えらべばいいし、好すきなことをしていい。そして、相手が好きなことをしている姿を認める心も持ってほしいと感じました。読んだあとに、ほっこりする気持ちになりました。
ゆらず 30さい
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1歳の子どもと一緒に読みました。内容を理解するのにはまだ早そうでしたが、絵がカラフルで可愛くて引きつけられるように、じっと聞いていました。男の子だから乗り物、女の子だからお人形、と親が決めておもちゃを与えるのではなく、本人は何がやりたいのかを一番に考えたいと思いました。
はなとみ 30さい
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保育園でボランティアをしていますが、男の子だから泣かない、女の子だからおしとやかになど、誰でも一度は言われたことがある言葉にいつも違和感を感じています。とある施設で読んで、とても素敵な内容だなと思い保育園でも読んであげたいなと思いました。
たお 28さい
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自分は自分が普通に認め、認められるのが良いですね。周りを気にしたりせずに、男性はこうあるべき、女性はこうあるべきという先入観無しが普通との、気持ちが芽生えれば良いですね。
かずくん 68さい
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みっちときりーが、おたがいのすきなものをやりながら友だちになれてよかった。 とちゅうでおどっているところがおもしろくてわらっちゃった。
しろねこ 7さい
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ひとそれぞれ…好きなことも違います。みっちの好きなこときりーの好きなこともそれぞれ… みっちは最初はきりーに言われたままだと…仲良くなれないと思って…きりーに関心をもって寄り添っていった気持ちがステキ。相手の好きなことも否定せず、相手の事を知りたい気持ちを伝えて、認めあうことの大切さを教えていただく絵本で素晴らしいと思います。そして…全て同じ行動だけでなく…それぞれ一人でも行動をすることなどが描かれて、違うこともよいこと。この絵本は、多様性を大切にし、自信をもっていく素晴らしい絵本だと思います。相手の事を知ることからはじまり理解しあえる仲間になるんですね。子どもたちとも一緒に考えていきたいと思いました。とっても素敵な絵本で…「みっちときりーが大好きになりました!」
大人のミッチー 58さい
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自分の本当にしたいことを自分で心に問いかけてスッキリ晴れていくみっちの心の成長の過程が、自分らしさを大切にする自己愛に気づかせてくれ心打たれました。内容が深いのに伝わりやすく心に残る一冊でした。絵がとてもかわいく親しみやすいです。子どもにもぜひ読ませたいと思います。
ぴょこん 32さい
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可愛くて美しい色合いの絵に惹かれました。お話の内容も、難しいことを子供でもわかりやすい表現で書かれていて、読みやすかったです。 自分では特別に性差別していないと思っていましたが、「当たり前」という形で無意識の中にいっぱい持っているなぁと気付かせてもらいました。 例えば、「男の子だから外遊びが好きだよね」「女の子だから出産祝いの洋服はピンク色」とか。「男の子だから」「女の子だから」と言う時点で、もう性差が入っていますね。 大人の無意識の中に性差別が有れば、子供たちにもそれが伝わってしまいます。この本は、大人と子供と一緒に読んで一緒に考えられたらいいなと思います。私も孫と読もうと思います。
まなちゃん 61さい
描 いた人のこと
KYO
イラスト制作者。男女共同参画センターでの勤務経験を活かし、ジェンダーフリーの視点を取り入れたイラスト、デザイン制作を行う。マインドフルネス、セルフ・コンパッション、非暴力コミュニケーション(Nonviolent Communication)、内的家族システム(Internal Family Systems)、表現アートセラピーなどを学び、これらの実践の会の主催や講師活動も行う。愛知県在住。
みっちときりーは、笑ったり、怒ったり、泣いたり、がっかりしたり、もやもやしたり、いろんな気持ちを感じていたね。きっと、みんなも同じように、毎日いろんな気持ちを感じていると思います。時々「今どんな気持ちかな?」と自分の心に聞いてみてください。そして、その気持ちとしばらくただいっしょにいてください。いやな気持ちでも、その気持ちが心の中にあるんだなとつぶやいてみて。少し時間がたてば、みっちみたいに自分は本当は何が好きなのか、どうしたいのか、わかることがあるかもしれません。
どんな気持ちも大切にすることは、自分を大切にすること。たとえ人と違っていてもね。
そうしていたら、きっとおなかの中から大きな力が湧いてくるでしょう。
それでもやっぱりうまくいかないときがあるかもしれません。そんなときは、いつだってぽかぽかの太陽があなたのことをみてくれていることを思いだしてくださいね。
みなさんひとりひとりがえがおでいるために、この絵本が少しでも役にたったらうれしいです。