3年間におよぶ国際プロジェクトの集大成。舞台「珈琲時光」三重公演を開催します

プレスリリース

日台国際共同プロジェクト

2016年、三重県文化会館プロデュースのもと、三重県津市美里町を拠点に、国内外で演劇公演を続ける「第七劇場」と、台湾・台北市を拠点に、世界中で活躍する実力派カンパニー「Shakespere's Wild Sisters Group」による演劇の国際共同プロジェクトが始まりました。

1年目は、世界的に有名なロシアの文豪・ドストエフスキーの作品を、日台のそれぞれの劇団が、お互いの役者を1名ずつ交換したうえで舞台化し、日本側「第七劇場」は「罪と罰」を、台湾側「Shakespere's Wild Sisters Group」は「地下室の手記」を上演。2年目は、イギリスの作家、ジョージ・オーウェルが書いたSF小説の金字塔「1984」を原作とした作品を共同制作し、日台俳優の混成チームで演じました。2年とも三重県文化会館のほか台湾でも公演を行い、盛況のうちに終了しました。

そして、最終年となる今年度は、三重ゆかりの映画監督・小津安二郎を取り上げます。小津生誕100年を記念し、台湾の侯 孝賢(ホウ・シャオシェン)監督により製作された映画『珈琲時光』にヒントを得て、全く新しい舞台作品が誕生。台湾の水利事業に貢献した八田與一が金沢出身であったことから、金沢21世紀美術館でも上演が決定、更に東京芸術祭2018にも招聘され、東京・台湾・三重・金沢を巡る4都市ツアーを実施します。
三重と台湾から生まれた小さなつながりの種が、3年の時間を経て各地に芽吹こうとしています。

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