学ぶことは生きること

 「生涯学習」は、世代や性別に関わらず、人が生きていくために必要なあらゆる分野を内包する広大な概念です。その広大さ故、私たち自身が、個々の分野における学習コンテンツの提供者になることはできません。しかしそれは、コンテンツを持たないセンターの“強み”として、多様な主体と学習者とのコーディネート(中間支援)役に専念できるともいえます。高等教育機関やミュージアムをはじめとした各機関・施設との連携実績は、専門誌への掲載紹介や学会(日本ミュージアムマネジメント学会)での実践発表などを通じて、全国でも高く評価されています。
 また、本県における生涯学習の拠点機能を活かし、これまでに公民館や図書館、学校等の身近な拠点への学習支援や、アウトリーチ事業を数多く実施してきました。
 すべての県民がいつでも、どこでも学ぶことができ、学んだ成果を生かすことができる生涯学習社会の実現のため、私たちは次の3つの方向性で事業を展開します。

生涯学習センターが取り組む3つの方向性 

  1. 顧客満足から顧客信頼の獲得へ
  2. 学びを活かす場の創出
  3. 学びのトータルコーディネーターとして

顧客満足から顧客信頼の獲得へ

今こそ「生涯学習」時代の到来

講座イメージ

団塊世代の大量退職による様々な影響や課題が注目されていますが、生涯学習にとっては学習者の増加という“追い風の時代”の到来といえます。また、先行きが不安な時代にこそ求められる、さまざまなライフスタイル、ライフステージに対応した学習情報や活動の場の提供にも取り組みます。
私たちが企画・提案する事業には、10年以上継続実施している人気のシリーズ講座が多くあります。これらに参加される方へは、満足度から信頼度へと評価のベクトルを向上していただけるような事業展開に努めます。“学び”の質と量の安定した提供に加え、新しい価値の創造や提案にも取り組みます。

学びを活かす場の創出

生涯学習社会の実現に向けて

修了式

生涯学習分野における人口ボーナスが続く今日、学習意欲と行動力のある団塊世代は私たちの主たる顧客となります。しかし、個々の学びを地域や社会に活かす“学びの循環”を起こすまでには至っておらず、生涯学習社会の実現に向けて取り組むべき課題の1つと考えます。
学んで終わりではなく、その後も学習が継続、展開していくような機会・情報の提供に努めます。また、学習者同士の交流や情報交換が活発化するような場づくり・ネットワークづくりにも取り組みます。

学びのトータルコーディネーターとして

文化交流ゾーンにおける学習支援機能を果たす

アートラボイメージ

県内市町とのつながりは年々強まり、過去5年間での連携は29市町中、実に27市町(事業連携シェア93%)にのぼります。厚い信頼と、確かな実績を積み上げてきた成果の一端です。また、県立施設(図書館、美術館、博物館、斎宮歴史博物館)、高等教育機関、ミュージアム、文化芸術分野の専門家(演奏家・実演家)との連携関係が拡大し、しかも定期的な協議の場を持つなど大きく進展しています。
各事業での共催や連携、学習相談といった広い分野においてコーディネート力を十分に発揮し、互恵関係の維持と発展を目指します。