ミエ・演劇ラボ2020×烏丸ストロークロック ホニホニマー舎メンバー募集

ミエ・演劇ラボ2020

2018年4月から始まったミエ・演劇ラボでは、“2025年、近未来の私たちを考える”をテーマに、3年で長編作品を作り上げることを目指し、多種多様な19名のメンバーが1年かけて小作品制作に取り組んでいます。
 1年目は、近未来を描く過程として、現代に焦点をあて、表現活動を行っています。現代を象徴するような日常風景を再現し、関連する社会現象・問題についての議論を重ねていくことで、日常の観察眼や社会的背景への思考力を養ってきました。
 3年目の長編作品発表に向けて創作をさらに深めるため、メンバーを若干名追加募集します。4月から1年間開講し、2年継続受講が可能です。小作品発表(年間2回)に向けたクリエーションの他、演劇史や批評、劇作・舞台表現・身体表現などの講義、作品創作のための調査・研究やフィールドワークを予定しています。

基本情報

開催期間

2019年4月13日(土曜日)~2020年3月29日(日曜日)

申込締切

申し込み終了

申込受付終了しました

主催者

文化会館

申込書ダウンロード

ホニホニマー舎について

 伊勢弁「ほにほにまあ(=本当に、まあ)」に由来。大人たちがいたずら坊主を叱る中、おばあちゃんだけが微笑みながら「ほにほにまあ」と見守り、いつでも受け入れてくれる  そんな居場所をつくりたい、という思いから名付けられました。さまざまな立場、価値観のメンバーが、気張らず、自然に、互いの違いを楽しみながら作品づくりに取り組んでいます。

指導者

柳沼昭徳 烏丸ストロークロック代表

  
撮影:松原豊

1976年京都生まれ。劇作家・演出家。1999年 に「烏丸ストロークロック」を旗揚げ。社会の抱える不全とそれが及ぼす人々への影響を描く。一つの題材に数年といった歳月をかけ、綿密な取材とフィールドワークを通して短編を連作しながら、長編作品へと昇華させていくスタイルが評価され、近年は各地で演劇ワークショップや市民参加型の創作も多く手がけている。2014年には地域や年代の垣根を超えた少人数制の演劇コミュニティ「えんげきの庭」を自ら立ち上げ、それぞれが主体的に活動に携わる力を身につけることをコンセプトに対話の中で3年間の創作を続け、2017年には『凪の砦』三都市ツアーを成功させた。
三重県では2013年2月、三重県文化会館:烏丸ストロークロック:津あけぼの座の演劇ラボから生まれた劇団「劇団十月十日」にて『そして畦に曼珠沙華』(@三重県文化会館小ホール)を発表。三重県文化会館主催ミエ・ユース 演劇ラボ2014の講師・作・演出を務めた。 第60回岸田國士戯曲賞ノミネート。平成28年度京都市芸術新人賞受賞。

 このミエ・演劇ラボは3年という期間が設けられています。通常、こうした市民参加型の企画は数ヶ月から1年ぐらいですから、とても長い目で作品を生んでいくことを前提としています。
 演劇が他の芸術と大きく異なる点は、集団でつくるというところにありますが、このミエ・演劇ラボはその集団でものをつくることに焦点を当てています。現在メンバーの殆どは、普段はまったく関係なく、それぞれの日常を生きています。考え方、年代も違うし、職業も、所得もまちまちです。唯一、メンバーに共通するのは「演劇がやりたい」という意欲ぐらいですが、そうは言っても世の中には実に多くの演劇がありますし、好みからその見識経験にいたるまで多種多様です。
 この演劇ラボでは、2025年の近未来をお芝居にするという大枠こそありますが、個人の思想や精神という人間にとって大切な領域を互いに尊重しあいながら作品をつくっています。ここには脚本というあらかじめ誰かが書いた言葉はありません。
 この、はじめの一年は、未来を考えるための素地づくりとして、まず世の中の現在形をみんなで捉えようと、それぞれ街で足をとめ、職場で仕事の手を止め、人々を観察し、そこで感じた違和感を稽古場で自らの身体を使って演じ、発表し、それをメンバー同士で批評し合うということを繰り返してきました。そうしてメンバー自らが表現し、批評することの応酬によって作品が編まれていく、これが今、ホニホニマー舎でやっていることです。

 演劇とは、表現とはなんなの?対話するとは?人って、社会ってなんなの?・・・答えの出にくいことを、毎回緩やかに、かつ割と真剣に話しながら作品をつくっています。
 ぜひ門戸をたたいてみてください。

澤雅展 烏丸ストロークロック俳優

1989年滋賀県生まれ。柳沼昭徳が講師を務めたNPO法人劇研「劇研アクターズラボ」に2011年より参加。また、2014年より同じく柳沼が立ち上げた演劇コミュニティ「えんげきの庭」に参加、2016年にはそこから生まれた劇団「庭ヶ月」での1年をとおした創作活動を経て、2017年4月より烏丸ストロークロックのメンバーとなる。

スケジュール

稽古体験

まずは、以下の稽古日程いずれかにご参加ください。参加を迷っている方、どんなことをするのか知りたい方等お気軽にご参加ください。

  1. 4月13日(土曜日)13時~18時
    4月14日(日曜日)10時~16時
  2. 4月20日(土曜日)13時~18時
    4月21日(日曜日)10時~16時
  • 会場
    三重県生涯学習センター 3F スタジオ
  • 参加料
    無料

稽古

各日(土曜日)13時~18時
  (日曜日)10時~16時

  1. 2019年5月11日(土曜日)・5月12日(日曜日)
  2. 2019年6月8日(土曜日)・6月9日(日曜日)
  3. 2019年7月6日(土曜日)・7月7日(日曜日)
  4. 2019年7月27日(土曜日)・7月28日(日曜日)
  5. 2019年8月10日(土曜日)・8月11日(日曜日)
  6. 2019年8月31日(土曜日)・9月1日(日曜日)
  7. 2019年9月21日(土曜日)・9月22日(日曜日)
  8. 2019年10月5日(土曜日)・10月6日(日曜日) 試演会(内部発表会)
  9. 2019年10月26日(土曜日)・10月27日(日曜日)
  10. 2019年11月9日(土曜日)・11月10日(日曜日)
  11. 2019年11月23日(土曜日)・11月24日(日曜日)
  12. 2019年12月21日(土曜日)・12月22日(日曜日)
  13. 20202月8日(土曜日)・2月9日(日曜日)
  14. 2020年3月14日(土曜日)・3月15日(日曜日)
  15. 2020年3月21日(土曜日)・3月22日(日曜日)
  16. 20203月26日(木曜日)・3月27日(金曜日)試演会準備
  17. 20203月28日(土曜日)・3月29日(日曜日)試演会(発表公演)
  • 試演会準備・公演期間は時間が変則的になります。
  • 会場は三重県総合文化センター内を予定しています。

公演予定

2020年3月28日(土曜日)・29日(日曜日)

注意時間など詳細日程は未定です

会場

三重県文化会館 小ホール

募集要項

募集人数
  • 若干名 ※選考の可能性あり
参加条件
  • 高校生以上、心身ともに健康で意欲のある方。
    演劇経験不問。原則全日程に参加可能であること
参加費
        年間
        • 一般10,000円
        • 高校生3,000円 

注意稽古体験は無料です。稽古開始日(5/11)にお支払いください

申込方法

申込用紙を下記申込先へ提出してください

申込先
郵送
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県文化会館「ミエ・演劇ラボ」係 宛
E-mail
kenbun@center-mie.or.jp
ファックス
059-233-1106
窓口
三重県文化会館チケットカウンター

注意E-mailで申し込む場合は件名を「ミエ・演劇ラボ申込」とし、
(1)MS-Excel版の申込書、(2)写真を添付してお送りください

申込締切
    2019年3月31日(日曜日)必着
クレジット
主催
三重県文化会館

募集に関するお問い合わせ先

担当部門
三重県文化会館トップページ
電話番号
059-233-1100
所在地
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館