Mゲキセレクション河合穂高×下鴨車窓「黄色の森」作:河合穂高 演出:田辺剛(下鴨車窓)

下鴨車窓

<道に迷った三人が一夜を山で過ごす物語>
第8回(2022年)せんだい短編戯曲賞大賞受賞作品、初の舞台化。

基本情報

開催期間

2025年10月18日(土曜日)~19日(日曜日)

チケット

8月9日(土曜日)10時発売

開催場所

三重県文化会館 小ホール

会場へのアクセス

主催者

文化会館

サービス情報

みる・きく / 託児あり託児サービス / 日曜のみ

イントロダクション

何事もなく山を下りられていたらどうだろう。
山登りのちょっとした達成感を幼なじみとの友情や再会の感動と勘違いして(感動?)、明日から頑張っていこうだとかって思うだろうか。疲れたカラダをビールに浸したくて帰り道にコンビニを探すに決まってる。全部がなかったことになるような気分を、せめて家に帰るまでのあいだだけでも、とか。
焚火のなかがパチンと鳴る。目を上げると心配そうにあの子がわたしを見る、冷えてきたなと周りを見ればいつのまにかすっかり日は落ちている。山道を歩いているときは饒舌だった。当たり障りのないことばかり話していられたのはとにかく前に進んでいたから。今はお尻が冷たい。あの饒舌さを裏返しにしたような静けさ。森が、闇が少しずつ迫ってくる。逃げるなら立ち上る煙の先か、そこには月は。

出演

坂井初音/福井菜月(下鴨車窓) /高瀬川すてら(劇団ZTON)

作:河合穂高

劇作家。歯科医師。研究者(口腔病理学)。岡山を中心に活動し自らの劇団を持たず依頼に応じて書き下ろしを行っている。また現役の基礎研究者であり現在、岡山大学学術研究院医歯薬学域の研究准教授として口腔癌研究を行っている。生物学や医学など、実際の研究で得られる最先端の情報を取り入れながら、現代の科学が人間とどう共存できるかを問う作品を執筆している。2020年に『春の遺伝子』が第26回優秀新人戯曲賞の最終候補に選出、2022年に『黄色の森』で第8回せんだい短編戯曲賞を受賞した。

演出:田辺剛/下鴨車窓

京都を拠点に現代演劇の創作・公演をする劇団。2004年に結成、劇作家・演出家の田辺剛が代表。ほぼ全ての作品が各地でツアー上演される。2015年には香港とマカオの海外公演も果たした。田辺は2005年に『その赤い点は血だ』で第11回劇作家協会新人賞を、2007年に『旅行者』で第14回OMS戯曲賞佳作を受賞する。2006年秋より文化庁新進芸術家海外留学制度で韓国・ソウル市に一年間滞在し劇作家として研修する。また児童向け作品『きみがしらないひみつの3人』が令和元年度社会保障審議会児童福祉文化財の推薦作品に選出。

劇団WEBサイト

詳細情報

日程 10月18日(土曜日) 13時開演/18時開演★
10月19日(日曜日) 13時開演★
★=終演後にトークイベント開催
18日18時…作家河合と演出田辺の二人によるトーク
19日…河合+田辺+ゲストのトライアングルトーク
    ゲスト:はせひろいち(劇作家・演出家/劇団ジャブジャブサーキット代表)
上演予定時間 未定
料金

整理番号付き自由席

  • 一般3,000円(当日3,500円)
  • ユース(22歳以下)2,000円(当日2,500円)

劇VIP2025対象

チケット 8月9日(土曜日) 10時発売
クレジット
主催
下鴨車窓
三重県文化会館
備考
  • やむをえない事情により、出演者等公演内容が変更になる場合があります。ご了承ください。
  • 未就学児の入場はご遠慮ください。
  • 22歳以下券でご入場の際は、年齢の確認できる証明証の提示をお願いいたします。
  • 開演後は入場を制限させていただく場合があります。ご来場は余裕をもってお早めにお願いします。

イベントに関するお問い合わせ先

担当部門
三重県文化会館トップページ
電話番号
059-233-1122(チケットカウンター)
所在地
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館