第七劇場「人形の家」原作:ヘンリック・イプセン 構成・演出・美術:鳴海康平

撮影:松原豊
2017年の第七劇場の新作はカンパニー初のイプセン戯曲に挑みます。
世界中で上演され続けるイプセンの名作「人形の家」。
人間の弱さと傲慢さに向き合う、
家族であること/家族になること/家族をすることをめぐる物語。
Alice in Wonderland"(2015年)以来となる第七劇場の新作は、カンパニー初のイプセン戯曲に挑みます。「近代演劇の父」と言われ、世界中で上演され続ける作品を数多く生み出したノルウェーの巨人、ヘンリック・イプセン。「人形の家」は彼が書いた戯曲の中でも、もっとも有名で日本とも縁が深い作品として知られています。「新劇」運動が起きた明治時代、その初期において盛んに上演された作家がイプセンでした。そして松井須磨子が女優として認められた記念碑的な役が「人形の家」の主人公ノラでした。第七劇場の俳優たちに加え、オーディションで出会う俳優とともに約140年前に書かれた戯曲を製作し、女性の解放やフェミニズム運動のはじまりにおいて語られることが多い「人形の家」という名作から現代の私たちの時代を照らし直します。2017年7月、9月の上演にどうぞご期待ください。
第七劇場 演出家 鳴海康平
基本情報
開催期間
2017年7月16日(日曜日)~17日(月曜祝日)
チケット
公演は終了しました
主催者
文化会館
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詳細情報
日程 |
7月16日(日曜日)14時00分開演/18時00分開演 |
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上演予定時間 約90分 | |
料金 |
整理番号付き自由席
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チケット | 4月8日(土曜日)10時より発売 |
クレジット |
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備考 |
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出演
佐直由佳子
木母千尋
菊原真結
小菅紘史
伊吹卓光
三浦真樹
(以上、第七劇場)
秋葉由麻
成川ちほ
「人形の家」とは
全3幕。
1879年に発表され、コペンハーゲンのデンマーク王立劇場で上演される。
銀行の頭取になる夫と、その妻を中心とした、クリスマスから3日間の物語。
夫ヘルメルから寵愛を受ける妻ノラは、以前、病気の夫を救うために署名を偽造して借金をした。
そのことを知る、銀行を解雇されつつある男クロクスタから、ノラは脅迫を受ける。
その秘密をヘルメルが知った時の態度から、ノラは夫と自分の関係を理解し、ある決意をする。
ヘンリック・イプセン(1828-1906)
ノルウェー出身の劇作家・詩人。「近代演劇の父」と呼ばれる演劇史上の巨人。シェイクスピア、チューホフと並び、現在でも世界中で盛んに上演される。19世紀当時一般的だった勧善懲悪の物語や歴史上の偉人が登場する大作から離れ、個人の生活や現実の社会の課題などを題材に戯曲を執筆。
第七劇場プロフィール
1999年演出家・鳴海康平を中心に設立。言葉の物語のみに頼らず空間や身体とともに多層的に作用する表現が評価される。内外のフェスティバルなどに招待され、これまで国内20都市、海外4ヶ国6都市(フランス・ドイツ・韓国・台湾)で作品を上演。鳴海がポーラ美術振興財団在外研修員として2012年から1年間フランス・パリで活動した後、2014年、東京から三重県津市美里町に拠点を移設。Théâtre de Bellevilleのレジデントカンパニーとなる。
イベントに関するお問い合わせ先
- 担当部門
- 三重県文化会館トップページ
- 電話番号
- 059-233-1122(チケットカウンター)
- 所在地
- 〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
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