令和7年度人材育成講座(伊賀市) /令和7年度読みきかせボランティア養成講座
「絵本を読んで、人生を考える」の事業報告
令和7年度三重県生涯学習センター・伊賀市共催講座(第2回)は、「絵本を読んで、人生を考える」と題し、絵本のしんちゃんを講師にお迎えして開催しました。
講座では、子どもたちとの関わり方について、具体的なエピソードや「こんなときどうしたか」といった経験を交えながらお話しいただきました。
子どもたちは感じ取る力がとても高く、読み手の無意識や場の空気を敏感に受け止めます。その反応は、読み手自身を振り返る鏡にもなるといいます。
また、子どもたちが安心できる場づくりの大切さや、まわりのおとなを巻き込むことでより安心感が生まれることについても語られました。
第1回目の講座で募集した質問にも、ユーモアを交えながらていねいに回答してくださいました。
あくまでも自身の考え方であると前置きしたうえで、「どんな本を選ぶか」や「読み方」に絶対的な正解はなく、自分がなるほどと思った方法を取り入れて実践していくことが大切であると説明。
読み方よりも、読み手の“心のあり方”が重要であり、ありのままの自分で子どもたちの前に立ち、本気で向き合う姿勢が、子どもたちの安心につながると強調されました。
最後に、読み聞かせのコツとして「おとなである自分を捨てて、裸のままの心で子どもたちの前に立つこと」を紹介されました。そんな読み手を子どもたちが受け止めてくれることで、自然と安心できる空間が生まれると締めくくられました。
-

講座では絵本の読み聞かせもたくさん披露していただきました。
-

東北の被災地で、子どもたちの笑い声につられて大人たちにも笑顔が戻ったというエピソードをフォトムービーと共に紹介。「大人が子どもに変えられた」と語られました。
-

絵本もたくさんもってきていただき、講座終了後にはたくさんの方が手に取られていました。
令和7年度人材育成講座(伊賀市) /令和7年度読みきかせボランティア養成講座 第1回目「絵本は子どもの世界に入るパスポート!」事業報告へのリンク
- 子どもに向き合うことの大切さをよく感じました。本をどううまく読むかよりとても重要なことですね。前回、今日と本当にありがとうございました。
- 子どもたちの心を瞬時につかむしんちゃんの読みきかせはずっとあこがれで、今の私の読みきかせのベースにあります。今日も心をつかまれてとても背中を押してもらいました。ありがとうございます。
- 愛を感じることができたお話でした。ありがとうございました。これからもよみきかせを続けていきたいと思いました。
- とても魅力的なしんちゃんの読み聞かせ、人柄も大きく影響する読み聞かせ、自分のできる範囲での中で生かしていけたらと思いました。
- 自分が裸になる、難しいですが読み聞かせの時、頭に入れて活動したいと思いました。大変勉強になりました。子どもを笑顔にできるボランティア、がんばっていきたく思います。ありがとうございました。

