令和7年度人材育成講座(伊賀市) /令和7年度読みきかせボランティア養成講座
「絵本は子どもの世界に入るパスポート!」
令和7年度三重県生涯学習センター・伊賀市共催講座(第1回目)は「絵本は子どもの世界に入るパスポート!」と題して、絵本のしんちゃんにお話しいただきました。

しんちゃんと絵本との出会いは、今から約23年前。当時はお手本となる人も少なく、さまざまな試行錯誤を重ねた末に、「子どもたちの雰囲気に合わせる」という現在のスタイルにたどり着かれたそうです。
そんなしんちゃんが読み聞かせで大切にしているのは、子どもたちが安心できる空間をつくること。
最近では、小さな不安が積み重なり、お話の世界に入り込めない子どもも増えているそうです。
大人(読み手)が自分を隠さず、子どもたちと真摯に向き合うことで、安心感と自己肯定感が育まれます。子どもたちの安心感のために、読み聞かせを通じてどんなことができるのか、しんちゃんはご自身の実体験をもとに丁寧に語ってくださいました。
講座では、伊賀市でのエピソードをはじめ、豊富な経験談をユーモアたっぷりにご紹介いただき、受講者は学びだけでなく楽しさも感じながら、笑顔と笑い声のあふれるひとときを過ごしました。
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読み聞かせの様子 -
座り方による「一体感」を体験中 -
絵本も持参いただきました
- 絵本で子どもの世界を感じられることをあらためて教えていただきました。子どもの安心感がどれだけ大切かも認識できました。
- 「かっこよく うまく読もうと思わないこと」 ありのままをさらけ出すこと、人と向き合うことの大切さを、改めて大切だと思いました。20年ぐらい前にきかせてもらったときと変わらず「しんちゃん」でいてくださったことに安心しました。嬉しくなりました。絵本も大事だけど相手になってもらえることの安心感ややり取りが大切ということばが心に残りました。私の読み聞かせのしせいの原点はしんちゃんだと気づきました。ありがとうございました。
- 子どもに読み聞かせをしているくらいでボランティアをしたことがありません。スマホやコロナ環境の変化により、子育ても変わってきたけれど、親子の時間、人と人との時間が本当に大事なことだと気づきました。安心感を与えて、私も楽しく子育てしたいと思います。
- 楽しく現実を踏まえて話してくださり、勉強になりました。ありがとうございます。一つ一つの回答に頷かせていただきました。