みえアカデミックセミナー2025 鈴鹿医療科学大学公開セミナー「中食について知ろう-市販のお弁当・お惣菜の選び方-」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は、三重県総合文化センターを会場に、三重県内にある大学・短期大学・高等専門学校の高等教育機関全14校が有する高度な学びと県民の皆さまをつなぐ一大連携事業として開催している公開セミナーです。毎年7月と8月に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生にご講演いただいています。

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【講演概要(チラシ紹介文より)】
中食とはお弁当やお惣菜を購入して自宅で食べることです。スーパーマーケットやコンビニにはたくさんのお弁当・お惣菜が販売されています。中食のメリット・デメリットを知り上手に選ぶことで、美味しく健康的な食事になります。市販のお弁当・お惣菜の選び方を紹介します。
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鈴鹿医療科学大学公開セミナーは、保健衛生学部医療栄養学科 准教授の吉村智春さんにご登壇いただきました。

日々、時代に合わせて食生活は変わってきています。1970年は「外食元年」と呼ばれ、大阪万博がきっかけで外食が特別なものから気軽に食事できるものに変化しました。そして近年、コロナ禍等の影響でテイクアウトやデリバリーといった中食が盛んに利用されるようになっています。
講師は、1日に摂ってほしい野菜の量は350gと前置きして、市販のお弁当には野菜がどのくらい入っているのか、調査結果の一例として添えられている野菜は1カップ20g前後くらいと解説されました。そのため、いろいろな種類のおかずが少しずつ入っているようなお弁当を選ぶことをおすすめされました。
続けて、惣菜をベースとしたアレンジレシピに「から揚げのきのこポン酢」「肉団子と野菜の甘酢風」「ひじきの白和え」「豆腐バーグ」をご紹介いただきました。プラスで混ぜるだけ、電子レンジで加熱するだけといった簡単なひと手間で、バランスの良い食事に近づけることができるそうです。
受講者の皆さんも自分でアレンジレシピを考えてみたいと意欲を刺激され、講座は終了しました。
「ブックリスト(関連図書)」のご案内
三重県立図書館に所蔵されている講座関連図書のご案内です。
所蔵状況は講座開催日時点のものです。
- 具体的な活用レシピなどもご紹介いただきすぐ実践できる内容で、とても参考になりました。惣菜との上手な付き合い方を意識しながら活用していきたいと思いました。
- あらためて1日に必要な野菜量を認識できました。アレンジメニューがとても参考になります。
- たんぱく質や野菜を採るためにアレンジを教えていただき助かります。自分でも考えてみたいと思います。工夫次第でバランスの良い食事が摂れると思いました。