人材育成講座【名張市共催・第1回目】
「もっと紙芝居がじょうずになりたい!」
名張市人材育成講座・2回連続講座「もっと紙芝居がじょうずになりたい」と題して、みやがわ書店の橋本孝子さんに紙芝居と絵本の違いや紙芝居の歴史についてお話いただきました。
紙芝居の特性は「共感」であると講師は説明されました。
演じる人と観客がお互いにコミュニケーションを取りながら一緒に作品の世界を広げていき、そこから「共感の個性」が育まれます。
一方の絵本は、みんなが絵本に集中することで「個の感性」が育まれます。そこに「紙芝居」と「絵本」の違いがあります。
また、演じ手が作品の心を深く理解し、演じ方や表現方法が研究されることで、今や紙芝居は1つの文化として成立し、なんと世界中に「紙芝居文化」が広がっていることもお話しいただきました。
紙芝居は戦中に戦意高揚の手段として使用されたこともあります。 当時日本中で演じられていた紙芝居「軍神の母」を紹介され、平和への思いも語っていただきました。
紙芝居の舞台を使うことの重要性や作品により集中させる見せ方・表現方法など、実際に紙芝居を演じながら説明されることでわかりやすく、そして楽しく紙芝居について学ぶことができ「もっと紙芝居がじょうずになった」講座でした。
- 紙芝居の作家さんの思いがとても深いことに気付かされました。橋村さんの平和への思いを聞かせて頂き、平和の大切さを改めて考えるきっかけになりました。ありがとうございました。
- 枠があるのとないので、違った。魔法の箱、すばらしいと思った。
- 紙芝居の歴史なども教えてくださり、奥深さを認識しました。読み聞かせでは主に絵本を読んでいるので、チャレンジしたくなりました。
- 紙芝居の文化としての考え方、とらえ方、技術面のことが学べて本当によかったです。実演していただいたので、言葉で教えて頂いたことが、実際にどういうことなのかが分かりやすくてよかったです。