イベント詳細

三重県文化会館の梶館長の解説でクラシック音楽の名盤を鑑賞する人気シリーズ。

    偉大な指揮者エーリッヒ・クライバーを父に、ベルリンで生まれ、ナチスに抗議し一家でアルゼンチンに移住する。音楽の勉強を始めたが、父の猛反対にあい、チューリッヒのスイス連邦工科大学に進む。しかし、２年後にはミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場の練習指揮者となり、指揮者の道を歩み始めた。その後、ウィーン国立歌劇場はじめ一流歌劇場に引っ張りだこになる。

　完全主義を貫いて、キャンセルが多く、指揮台に立つ回数は極端に少なく、正規録音も２０種ほどしか残さなかった。クライバーがどこかのオーケストラを指揮するというだけで大ニュースとなり、多くのファンが彼の演奏会を待ち望むという状況が続いて、生前からその存在は神格化されていた。 

　優雅な指揮姿で最後の巨匠と呼ばれたカルロス・クライバーの名演奏を梶館長に紹介していただきます。

     当日受付はございません。あらかじめご了承ください。