青森中央高校「もしイタ ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら」脚本・演出:畑澤聖悟

もしイタ

東日本大震災被災地応援のために作られ、全国17都府県37市町(+海外)71ステージを駆け抜けた青森中央高校「もしイタ」6年目のツアー、三重に見参。 地元の高校生とワークショップで作る三重選抜も同時上演です。

基本情報

開催期間

2016年8月20日(土曜日)~21日(日曜日)

チケット

イベントは終了しました

開催場所

三重県文化会館 小ホール

会場へのアクセス

主催者

文化会館

サービス情報

みる・きく

「もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら」は、笑いあり涙ありの高校生活劇です。東日本大震災によってチームメイトや家族を失い、青森に転校してきた主人公の成長を描きます。本作は舞台装置や小道具を用いず、照明も音響も使いません。演劇部員全員が舞台を駆け回り、劇中歌を歌い、効果音を肉声で発します。「被災した方々のためになにかさせていただきたい」という部員の希望から生まれた本作は避難所や集会所など「どこでもやれる」必要があったのです。 2011年9月から全国の17都府県37市町と韓国・ソウルで71ステージ上演(2016年2月現在)。そのうちの八戸市、気仙沼市、大船渡市、釜石市、久慈市、仙台市、利府町、宮古市、盛岡市、陸前高田市、石巻市、山元町、塩竃市(野々島)、郡山市、いわき市での公演は被災地応援公演として行われました。移動はバス。その費用の大部分は募金で賄われました。会場の多くは避難所として使われた体育館や集会場で、観客の多くは隣接する仮設住宅団地の住人の方々でした。部員たちは壊滅した港町を歩き、瓦礫の山をいくつも見上げ、いくつもの避難所を清掃しました。自分なりに被災地と向き合うことで、演じる事への覚悟を固めていきました。本作は第58回全国高等学校演劇大会(2012年)で最優秀賞を受賞。同校演劇部として3度目の日本一を獲得しています。2014年11月にはアジア最大の演劇祭「フェスティバル/トーキョー」、2014年4月には韓国ソウルで行われた国際芸術祭「フェスティバル・ボム」に招待され、好評を得ました。また本作は2015年の映画「幕が上がる」(主演:ももいろクローバーZ)で取り上げられ、全国的な話題となりました。NHKEテレでも繰り返し放送され、多くの演劇ファンに愛されています。

あらすじ

2011年4月。青森市にある某県立高校。その野球部に女子マネージャー、ナオが入部してきます。彼女は1年生の頃、陸上部に入部しており、やり投げでインターハイに出場したほどの選手でしたが怪我のため現役を断念し、陸上部が廃部になったため、2年生のこの時期に野球部に入部したのです。自分が果たせなかった夢を野球部に託し、情熱を燃やすナオでしたが、肝心の野球部は部員が8人しかおらず、やる気のかけらもありません。一念発起したナオは部員勧誘に乗り出しました。やがてナオは転校生、レオに目を留めます。レオは被災地の学校からこの春転校してきたばかりでした。そして、前の学校では野球部に所属していたというのです。「野球は辞めた」と言いはるレオをなんとか説得したナオは「今度はちゃんとしたコーチに来て貰おう」と学校に掛け合います。しかしやってきたコーチはなんと、盲目の老婆、イタコでした。「ワの言うことを聞げば絶対甲子園さ行ける」と宣言する老婆。野球部はいったいどうなってしまうのでしょうか?

    プロフィール

    青森中央高校演劇部

     全国高校演劇大会の常連校として知られています。『修学旅行』(2005年)、『河童』(2008年)、『もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら』(2012年)で最優秀賞を受賞。『生徒総会』(1999年)、『ともことサマーキャンプ』(2009年)、『翔べ!原子力ロボむつ』(2014年)で優秀賞を受賞しました(全国大会入賞数は全国最多)。今年8月、『アメイジング・グレイス』で8度目の全国大会に出場します。

     東日本大震災の被災地応援のために作られた『もしイタ』公演を2011年から続けており、今年で6年目。通算71ステージとなりました。終戦70年目の2015年は青森空襲の経験者に取材して作り上げた創作劇『7月28日を知っていますか?』を青森市で上演し、その創作の模様が日本テレビの「NNNドキュメント『ぼくらの町は焼け野原だった』(制作・青森放送)」で放送されました。2006年と2015年に韓国公演を行うなど、海外からも注目を集めています。

      詳細情報

      日程

      8月20日(土曜日) 
      三重選抜》15時00分開演
      《青森中央高校》18時00分開演 ★

      8月21日(日曜日) 
      《青森中央高校》14時00分開演

      開場は開演の30分前、受付開始・当日券販売は45分前です。
      上演時間は約60分を予定しています。
      土曜夜公演の終演後に、トークを行います。トークゲスト:工藤千夏(渡辺源四朗商店)
      料金

      自由席

      《青森中央高校》

      • 一般 1,000円
      • 高校生以下 500円

      《三重選抜》

      • 一律500円

      劇V.I.P.2016春・夏対象

      チケット 6月4日(土曜日) 10時発売
      クレジット
      助成
      公益財団法人岡田文化財団
      主催
      三重県文化会館
      備考
      • やむをえない事情により、出演者等公演内容が変更になる場合があります。ご了承ください。
      • 未就学児の入場はご遠慮ください。
      • 学生券でご入場の際は、学生証の提示をお願いいたします。
      • 開演後は入場を制限させていただく場合があります。ご来場は余裕をもってお早めにお願いします。
      • 駐車場が混雑いたします。当日はできるかぎり公共交通機関をご利用ください。

      イベントに関するお問い合わせ先

      担当部門
      三重県文化会館トップページ
      電話番号
      059-233-1122(チケットカウンター)
      所在地
      〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
      三重県総合文化センター 三重県文化会館