ミエ・演劇ラボ2022×烏丸ストロークロックホニホニマー舎「超現代」※ホニホニマー=「ほにほにまあ 」(=本当に、まあ)伊勢弁
2021年3月に予定していた公演の振替公演です。
"2025年、近未来の私たちを考える”をテーマに、1年かけて小作品を制作し、3年で長編作品を作り上げることを目指した演劇ラボ。3年間の集大成公演をお楽しみください。
基本情報
開催期間
2022年10月15日(土曜日)~16日(日曜日)
チケット
公演は終了しました
主催者
文化会館
スタッフ
- 構成・演出
- 柳沼昭徳(烏丸ストロークロック)
- 演出助手
- 澤雅展(烏丸ストロークロック)
- 脚本
- 岡本拓也
出演
今泉佳子
岡本拓也
すがとも
図師久美子
新美くろ
古田圭子
森下実雪
梨香
澤雅展
現代から近未来への足がかり
物語の舞台は過疎化の進む架空の町、梅阪市飯田町。ここで実施されたベーシックインカム※導入実験に集まった人々が、立場も送ってきた人生も異なる同士や地元住民との交流を重ねる中で、人との繋がりと経済的平等の矛盾に直面していく。それぞれの生き方を実現できる社会の未来の姿をリアルに追求する群像劇。
※ベーシックインカム…最低限の所得保障のため、すべての人に無条件で一定額のお金を定期的に給付する制度
ミエ・演劇ラボ×烏丸ストロークロックは、京都の劇団「烏丸ストロークロック」の柳沼昭徳氏・澤雅展氏を講師に迎え、2018 年4月に開講。“2025年、近未来の私たちを考える”をテーマに、公募で集まったメンバーが、1年ごとに小作品を制作し、3 年かけて長編作品を創り上げることに挑戦しました。1年目は、メンバーが個々に人々の日常風景を切り取り表現した作品、2年目は、グループワークを通じ時代を超えて通底する社会の普遍性を見出した、現代を漂う一人の少女の物語をそれぞれ上演しました。集大成となる3年目は、メンバー全員がこれまで蓄えてきたものを頼りに舞台設定を考え、ディスカッションを重ねながら1本の戯曲が完成。2021年3月に予定していた本公演は、コロナ禍の影響を受けリーディング公演となりましたが、その後も積極的にオンラインでも集まり作品をブラッシュアップ、時間と共に変化していくメンバーの状況や関係性が、架空のコミュニティに生きる人々を舞台上でまざまざと再現する作品に至らせました。
演劇は人の居場所になる
ホニホニマー舎という団体名は、伊勢弁「ほにほにまあ(=本当に、まあ)」に由来します。大人たちがいたずら坊主を叱る中、おばあちゃんだけが微笑みながら「ほにほにまあ」と見守り、いつでも受け入れてくれるーそんな居場所をつくりたい、という思いから名付けました。
さまざまな立場、価値観のメンバーが、気張らず、自然に、互いの違いを楽しみながら、出来ることからぼちぼちと作品づくりに取り組んでいます。
烏丸ストロークロックについて
1999年、柳沼昭徳らによって設立。京都を拠点に国内各地で活動を行う。社会の抱える不全とそれが及ぼす人々への影響を描く。一つの題材に対して数年をかけて短編を連作しながら、長編作品へと昇華させていくスタイルが評価され、近年は演劇ワークショップや市民参加型の創作も多く手がけている。
詳細情報
イベントに関するお問い合わせ先
- 担当部門
- 三重県文化会館トップページ
- 電話番号
- 059-233-1122(チケットカウンター)
- 所在地
- 〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
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