Mゲキセレクションゆうめい「あかあか」作・演出/池田亮
自身や周囲の人々の実話を基に新進気鋭の劇団が描く、家族の物語。
自由美術の先駆けと言われた20世紀の抽象画家、池田一末。
自らの美意識を探究し続けた彼の絵は殆ど売れなかった。
遺族からの価値も不透明で「肉親だから」という理由のみで保管されている数百点の作品群は、親族の死や老朽化が進む彼のアトリエの解体と共に処分される未来も視える。いずれ他者にとって不要となる。
遺品を整理する中、絵画が一度だけイスラエルの地で売れた記録があった。
絵画の行方とその意味を探り、実の遺族である子(芸名:五島ケンノ介 本名:池田 靖)と孫(池田 亮)が出演する、死から生へ、三世代のドキュメンタリーから他者へと紡がれる舞台作品。
4月の城崎国際アートセンターでの滞在制作期間を経て(本年度のアーティスト・イン・レジデンス・プログラム作品)、5月には川崎市アートセンターアルテリオ小劇場、6月には三重県文化会館小ホールにてゆうめい初のツアー公演を実施します。
基本情報
開催期間
2022年6月18日(土曜日)~19日(日曜日)
チケット
イベントは終了しました
主催者
文化会館
キャスト・スタッフ
作・演出:池田 亮
絵画制作:池田一末
出演
五島ケンノ介(はるあづま)
池田 亮
田中祐希
深井順子(FUKAIPRODUCE羽衣)
北村まりこ(柿喰う客)
佐野 剛(江古田のガールズ)
黒澤多生(青年団)
山中志歩(青年団)
古賀友樹
コメント
アトリエのある祖父母の家は老朽化が進み、取り壊した後に大量の絵を保管するため別に倉庫を借りるにせよ結構なお金が掛かるため「処分」という言葉が親族間に浮かび始めている最近です。
そんな「(不)必要」に揺れる出来事を軸として、今作は2020年にコロナ禍での影響によって中止となった『あか』をパワーアップして『あかあか』としてお届けします。
今までのゆうめい作品を成立させてくれた方々と、新たなキャスト・スタッフの皆様と共に作り上げます。
ゆうめい初のツアー公演、神奈川そして三重の劇場へ是非ともお越しください。
池田 亮
プロフィール
ゆうめい
舞台作品・美術・映像を制作する団体として2015年に設立。
自身の体験や周囲の人々からの「自分のことを話したい」という声を出発点として、生々しくも多種多様に変化していく環境と可能性を描き、その後、表現によってどのように現実が変化したかを「発表する」までを行う。
表現と発表をし続けることによって生まれる他者との共鳴と反発を繰り返し、現実に新たな視線や変化を見つけることを目指している。
ゆうめいの由来は「夕と明」「幽明」人生の暗くなることから明るくなるまでのこと、「幽冥」死後どうなってしまうのかということから。「有名になりたいから“ゆうめい”なの?」と普段思われがちの名前から、由来のように「物事には別の本意が存在するかもしれない」という発見を探究する。
NHK Eテレ・TOKYO MX等にて美術制作・出演・映像ディレクション
TVアニメ脚本・外部への舞台出演・演出・美術にも活動を展開中
詳細情報
日程 |
6月18日(土曜日) 14時開演 |
---|---|
上演予定時間 約95分 | |
料金 |
整理番号付き自由席
|
チケット | 4月23日(土曜日)10時発売 |
クレジット |
|
備考 |
|
イベントに関するお問い合わせ先
- 担当部門
- 三重県文化会館トップページ
- 電話番号
- 059-233-1122(チケットカウンター)
- 所在地
- 〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館