第七劇場「かもめ」原作:A・チェーホフ 構成・演出・美術・訳:鳴海康平
人間愛が詰まったチェーホフ戯曲の傑作
10年ぶりの三重公演
常に心の一部分を占領している、またはふとした瞬間に目の前を覆いつくしてしまうような過去と、そのつど折り合いをつけて、私たちは前へ進む。そうして生活していると、あることに気づく。その過去が自身に対していかに大きな力を持っていようと、世界とは何も関係がないということに。どれだけ涙を流そうと、身動きできないほどの震えに襲われようと、世界には何も変化は起きない。そんな人間という小さな存在を深く愛し、その空しさも同じくらい愛した作家チェーホフが描いた、痛いくらい静かな、たったひとりの存在を証明する物語。
出演
木母千尋、小菅紘史、菊原真結
須田真魚
佐々木舞、諏訪七海
春日井一平(SPAC-静岡県舞台芸術センター)
布施安寿香(SPAC-静岡県舞台芸術センター)
舞台監督:北方こだち
照明:島田雄峰(LST)佐伯香奈 (LST)
音響:平岡希樹(現場サイド)
衣装:川口知美(COSTUME80+)
フライヤーレイアウト:橋本純司
かもめ
1895年に書かれ、翌年初演。1898年にモスクワ芸術座で再演され大成功をおさめる。湖畔の領地で暮らし芸術家を志すコースチャの元に、母で女優のアルカージナが、恋人の人気作家トリゴーリンを引き連れてやってくる。コースチャが心を寄せるニーナは、アルカージナに女優になることを勧められ、トリゴーリンや都会の生活に憧れ、領地を離れてモスクワに行ってしまう。志も恋にも破れたコースチャは、数年後ニーナと再会した直後に銃を手に取る。
基本情報
開催期間
2020年10月30日(金曜日)~11月1日(日曜日)
チケット
イベントは終了しました
主催者
文化会館
プロフィール
第七劇場
1999年、演出家・鳴海康平を中心に設立。主に既成戯曲を上演し、言葉の物語のみに頼らず舞台美術や俳優の身体とともに多層的に作用する空間的なドラマが評価される。国内外のフェスティバルなどに招待され、これまで国内24都市、海外4ヶ国9都市(フランス・ドイツ・韓国・台湾)で作品を上演。代表・鳴海がポーラ美術振興財団在外研修員(フランス・2012年)として1年間滞仏後、2013年に日仏協働作品『三人姉妹』を新国立劇場にて上演。2014年、東京から三重県津市美里町に拠点を移設し、倉庫を改装した新劇場 Théâtre de Bellevilleのレジデントカンパニーとなる。
日程 |
10月30日(金曜日)19時00分開演 ※★ ★金曜日、終演後に臨時バス(1台)があります。 |
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上演予定時間:80分 | |
料金 |
整理番号付自由席
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チケット | 8月29日(土曜日)10時発売 |
クレジット |
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備考 |
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イベントに関するお問い合わせ先
- 担当部門
- 三重県文化会館トップページ
- 電話番号
- 059-233-1122(チケットカウンター)
- 所在地
- 〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館