下鴨車窓「散乱マリン」脚本・演出:田辺 剛

散乱マリン


京都発、劇作家協会新人戯曲賞受賞の田辺剛が紡ぐ、美しくも不思議な劇世界。
劇作家・演出家の田辺剛が主宰し京都を拠点に活動している現代演劇のユニット「下鴨車窓」は演劇作品『散乱マリン』。
この作品は2014年に『scattered(deeply)』というタイトルで東京と埼玉にて上演され(主催=雲の劇団雨蛙)、翌年度の第22回OMS戯曲賞の最終候補に残った際にはその隠喩の豊かさなどが評価を得ました。このたびはタイトルをはじめ出演者や演出も一新して上演に臨みます。  
自転車をめぐる人々の思惑がぶつかりやがてそれは獣たちの縄張り争いのようにも見えてきます。田辺作品のなかでも不条理性が強い作品です。例えば身近な人の死をどのように受け入れればよいのか、果たして受け入れることはできるのか。その一方で相手が死んでも構わないと殺し合いもするような、人間の死にまつわる感覚は極めて複雑です。それを隠喩の手法を駆使してコミカルなタッチで描きます。どうぞご期待ください。

下鴨車窓「散乱マリン」ツアー 感想まとめ外部リンク


俳優トーク映像[その1] 出演=澤村喜一郎、西マサト、F.ジャパン

 

俳優トーク映像[その2] 出演=岡田菜見、北川啓太、坂井初音

俳優トーク映像[その3]出演=福井菜月、西村貴治

基本情報

開催期間

2020年4月11日(土曜日)~12日(日曜日)

チケット

チケット発売中

チケット発売中

開催場所

三重県文化会館 小ホール

会場へのアクセス

主催者

文化会館

サービス情報

みる・きく / 託児あり託児サービス / 託児サービスは日曜のみ

ものがたり

それは祖母の形見の自転車だった それはある美術作家の遺作だった
 
佐藤マキは「そんなことがあるの」とつぶやいた。盗られてしまった自転車は大好きだった祖母から譲り受けたものでそれが撤去されたという。ペラペラのハガキに書いてある保管所の地図は彼女が住むところからは遙か遠い。引き取ったところでその距離を乗って帰ってくることを考えるとウンザリするけれど、盗んだ誰かへの腹立たしさも手伝ってきっと取り戻してやると心に誓った。昼間の仕事をなんとかやりくりして取りに行けたのは保管期限もギリギリのときだった。  
伊佐原リョウタは焦っていた。ビエンナーレ開幕も間近に迫っての担当キュレーターの交代はアーティストを不安にさせる。後任の担当者は作品のタイトルが読めなかった。彼の作品は野外展示のインスタレーションだが天候の悪い日が続いて作業もはかどっていない。そこにきて台風が来るニュースだ。すぐに若いスタッフが作品を守るために現場に向かってくれるという。「ありがとうありがとう」。時間をかけて準備してきた。必ずやり遂げようと彼は心に誓った。  
空にはカラスが舞い、野犬の群れが駆け抜ける。  
果てしなく広がるその野原はいまでは海の底に沈んでいる。

出演者

西村貴治 福井菜月 澤村喜一郎 西マサト 北川啓太 坂井初音 岡田菜見 F.ジャパン

プロフィール

下鴨車窓


「漂着(island)」(2015)
撮影:松本成弘

京都を拠点に現代演劇の創作・公演をするユニット。2004年に結成、劇作家・演出家の田辺剛が主宰する。作品ごとに出演者やスタッフを募りチームを作りほぼすべての作品が各地でツアー上演される。2015年には香港とマカオでの海外公演も果たした。また一般向けの演劇教室や戯曲を執筆する講座も開催している。

下鴨車窓WEBサイト

詳細情報

日程 4月11日(土曜日) 18時00分開演★(17時40分開場)
4月12日(日曜日) 14時00分開演(13時40分開場)
★アフタートーク開催
 ゲスト:小熊ヒデジ(てんぷくプロ/俳優、プロデューサー)
上演予定時間 約1時間30分
料金

整理番号付自由席

  • 一般=2,500円
  • ペアチケット=4,300円
  • ユース(25歳以下)=1,800円
チケット 2月8日(土曜日) 10時発売
クレジット
共催
下鴨車窓
主催
三重県文化会館
備考
  • やむをえない事情により出演者・公演内容が変更になる場合があります。ご了承ください。
  • 未就学児の入場はご遠慮ください。
  • 25歳以下券でご入場の際は、年齢を確認できる証明書のご提示をお願いいたします。
  • 開演後は入場を制限させていただく場合があります。余裕をもってお早めにご来場ください。
  • 駐車場が混雑いたします。当日はできるかぎり公共交通機関をご利用ください。

イベントに関するお問い合わせ先

担当部門
三重県文化会館トップページ
電話番号
059-233-1122(チケットカウンター)
所在地
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館