青年団国際演劇交流プロジェクト2015青年団 第74回公演「冒険王」「新・冒険王」「冒険王」作・演出:平田オリザ/「新・冒険王」共同脚本・共同演出:平田オリザ ソン・ギウン
1980年と2002年、舞台は共にイスタンブール。
激動の世界史のただ中で、東にも西にも動けない彼らの姿は、何を映し出すのか・・・。
平田オリザ唯一の自伝的戯曲『冒険王』再演と、時代を移して描く新作『新・冒険王』。
世界の一点から日本人の姿と日韓の現在を照射する、2本立て公演です
【出演者変更のお知らせ】
冒険王に出演を予定しておりました大塚 洋は、体調不良のため休演させていただくこととなりました。三重公演より一部配役を変更し、新たに永井秀樹が出演いたします。
基本情報
『冒険王』
(1996年初演)
作・演出:平田オリザ
1980年初夏、イスタンブールの旧市街にある貧乏旅行者専用の安宿。
その安宿の一室に、日本人旅行者たちがたむろしている。東西の接点であるこの街に、ヨーロッパからアジアに向かう旅人、アジアでの放浪を終え、ヨーロッパへと向かう旅人、様々な人々が集まってきているのだ。おりしも、テヘランのアメリカ大使館占拠事件と、ソビエト軍のアフガニスタン侵攻によって、多くの日本人旅行者が計画の変更を余儀なくされ、足止めを食らっている。
トルコ自体も、急激なインフレと政情不安で戒厳令下にあり、さらにラマダンが重なり、街はなんとなく落ち着かない雰囲気の中にある。そんな緊迫した街の情勢とは裏腹に、怠惰な日々を送る日本人旅行者たちの生態の克明な描写の中から、日本と日本人の姿が、ぼんやりと浮かび上がってくる。
『新・冒険王』
(新作)
日本語・韓国語・英語上演/日本語字幕付き
共同脚本・共同演出:平田オリザ ソン・ギウン
2002年6月18日、イスタンブールの旧市街にある貧乏旅行者専用の安宿。
その安宿の一室で、日韓のバックパッカーたちが倦怠と喧噪の日々を過ごしている。2001年の同時多発テロと、それに続くアメリカ軍のアフガニスタン侵攻によって、アジアとヨーロッパを陸路でつなぐバスのルートが遮断され、多くのバックパッカーがイスタンブールで足止めを食らう結果となったのだ。
この日は、日韓ワールドカップのベスト16の試合日。すでに、この日の午前中に、日本はトルコに1-0で敗れて、日本人たちは意気消沈している。おりしも、韓国-イタリア戦が始まり、韓国人たちはテレビのあるロビーで大騒ぎになっている。世界情勢とは無縁なように見える、両国の若者たち。ただ、この部屋には、彼らの未来に対する漠然とした不安が漂っている。試合終了は17時、イスタンブールの長い夕暮れが始まろうとしている。
詳細情報
日程 |
2月13日(土曜日) 2月14日(日曜日) |
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上演予定時間 冒険王:約1時間45分 新・冒険王:約2時間10分 | |
料金 |
整理番号付自由席
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チケット | 11月29日(日曜日)10時発売 |
クレジット |
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備考 |
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イベントに関するお問い合わせ先
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