青年団第80回公演「ソウル市民」「ソウル市民1919」作・演出:平田オリザ

ソウル市民
「ソウル市民」(2006)(C)青木司

人が人を支配するとは、どういうことなのか。
日本の植民地支配下に生きるソウルの日本人一家を通して、植民地支配者の本質を明晰確固と描き、現代口語演劇の出発点となった平田オリザの代表作。

『ソウル市民』

(1989年初演)上演時間=約90分
1909年、夏。日本による韓国の植民地化、いわゆる「日韓併合」を翌年に控えたソウル(当時の呼び名は漢城)で文房具店を経営する篠崎家の一日が淡々と描かれる。押し寄せる植民地支配の緊張とは一見無関係な時間が流れていく中で、運命を甘受する「悪意なき市民たちの罪」が浮き彫りにされる。

『ソウル市民1919』

(2000年初演)上演時間=約110分
1919年3月1日、ソウル(当時の呼び名は京城)。篠崎家の人々は、今日も平凡な一日を過ごしている。ただ、今日は少しだけ外が騒がしい。噂では朝鮮人たちが通りにあふれているという。三・一独立運動を背景に、応接間で唄い、笑い合う支配者日本人の「滑稽な孤独」を鮮明に描いた、渾身のシリーズ第二弾。

基本情報

開催期間

2018年12月1日(土曜日)~2日(日曜日)

チケット

チケット発売中

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開催場所

三重県文化会館 小ホール

会場へのアクセス

主催者

文化会館

サービス情報

みる・きく / 託児あり託児サービス / 日曜のみ託児あり

出演

山内健司 松田弘子 永井秀樹 たむらみずほ 天明留理子 秋山建一 木崎友紀子 兵藤公美 島田曜蔵 太田 宏 
申 瑞季 田原礼子 大竹 直 村井まどか 山本雅幸 荻野友里 石松太一 井上みなみ 菊池佳南
 富田真喜
*=『ソウル市民1919』のみ出演

プロフィール

平田オリザ

1962年東京生まれ。劇作家、演出家。劇団「青年団」主宰。こまばアゴラ劇場芸術総監督、城崎国際アートセンター芸術監督。大阪大学COデザインセンター特任教授、東京藝術大学COI研究推進機構特任教授、四国学院大学客員教授・学長特別補佐。平田の戯曲はフランスを中心に世界各国語に翻訳・出版されている。2002年以降中学校の国語教科書で、2011年以降は小学校の国語教科書にも平田のワークショップの方法論に基づいた教材が採用され、多くの子どもたちが教室で演劇を創作する体験を行っている。

青年団

青年団は平田オリザを中心に1983年に結成された劇団です。私たちは、平田オリザが提唱した「現代口語演劇理論」を通じて、新しい演劇様式を追求してきました。このまったく新しい演劇様式は、90年代以降のわが国の演劇シーンに大きな影響をあたえ、演劇界以外からも強い関心を集めてきました。従来の日本演劇に対する平田の批判の中核は、西洋近代演劇の移入をもとに始まった日本の近代演劇は、戯曲の創作までもが、西洋的な論理で行われてきたのではないかという点にあります。このために、日本語を離れた無理な文体や論理構成が横行し、それにリアリティを持たせるために俳優の演技までが歪んだ形になってしまったと平田は考えてきました。
「ときには聞き取れないような小さい声でしゃべる」「複数の会話が同時に進行する」「役者が観客に背を向けてしゃべる」などが青年団の演劇様式の外見的な特徴であり、当初は、こういった点だけが強調して伝えられてきました。しかし、これらの特徴はすべて、これまでの演劇理論を批判的に見直し、日本語と、日本人の生活様式を起点に、いま一度、新たな言文一致の新鮮な劇言語を創造し、緻密で劇的な空間を再構成していこうという戦略にもとづくものです。青年団は、確固とした演劇理論にもとづいた舞台づくりのなかから、常に演劇の枠組みそのものを変えるような、新しい表現を創りあげていこうとしています。
また、青年団は、所属する演出家が、劇団内で不定形のユニットを作り、平田オリザが支配人を務める「こまばアゴラ劇場」を中心に、独自の企画を行う公演として、2002年度より「青年団リンク」を立ち上げました。企画、制作、広報などは、芸術監督平田オリザを中心に、本公演に準じる形で行われます。「青年団リンク」を通じて、青年団は、複数の演出家、劇作家、多数の俳優を有し、多彩な演目を観客に提供するという日本では珍しい「シアターカンパニー」を目指します。
近年は特に、その活動を海外に広げ、毎年のように海外ツアーを行ってきました。特にフランスでは、平田オリザ戯曲に対する評価の高まりと共に、青年団の演劇様式と、粒の揃った俳優の演技力が高い注目を集めています。

詳細情報

日程

12月1日(土曜日) 14時開演(13時40分開場)「ソウル市民」
          18時開演(17時40分開場)「ソウル市民1919」
12月2日(日曜日) 14時開演(13時40分開場)「ソウル市民」
          18時開演(17時40分開場)「ソウル市民1919」

上演時間 「ソウル市民」約90分 「ソウル市民1919」約110分
料金

整理番号付自由席

  • 一般 各回3,000円
  • 25歳以下 各回1,500円
  • セット券 一般 5,000円
  • セット券 25歳以下 2,000円

    ※セット券は、同日の2演目をご覧いただけます。三重県文化会館チケットカウンタ―とエムズネットにて、前売・予約のみ取り扱いです。

劇V.I.P.2018対象

チケット 10月6日(土曜日)10時発売
クレジット
主催
共催
助成
三重県文化会館
レディオキューブFM三重
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
|独立行政法人日本芸術文化振興会
備考
  • やむをえない事情により、出演者・演目等公演内容が変更になる場合があります。ご了承ください。
  • 未就学児の入場はご遠慮ください。日曜公演のみ託児サービスがございます。
  • 25歳以下券でご入場の際は、年齢の確認できる証明証の提示をお願いいたします。
  • 開演後は入場を制限させていただく場合があります。ご来場は余裕をもってお早めにお願いします。
  • 駐車場が混雑いたします。当日はできるかぎり公共交通機関をご利用ください。

イベントに関するお問い合わせ先

担当部門
三重県文化会館トップページ
電話番号
059-233-1122(チケットカウンター)
所在地
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館