4月10日に発生した津市の一部地域における停電の原因について(最終報)
平成27年4月10日(金)に発生した津市の一部地域における停電は、調査の結果、三重県総合文化センター内の電気ケーブル設備の不具合を発端とした(公財)三重県文化振興事業団(三重県総合文化センター指定管理者)職員による機器操作によるものが原因であると特定しました。
地元住民の皆様や関係各位に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げますとともに、今後、二度とこのようなことが起こらないよう、再発防止に努めてまいります。
1.概要(4月11日に発表済み)
次のとおり4月10日(金)16時30分から16時40分頃までの間に、津市(安濃町、広明町、一身田上津部田など)で2回の停電が発生しました。(中部電力(株)発表資料)
(1)1回目の停電
ア 発生時刻 16時30分
イ 復旧時刻 16時31分
ウ 停電戸数 約11,600戸
(2)2回目の停電
ア 発生時刻 16時36分
イ 復旧時刻 16時37分
ウ 停電戸数 約8,100戸
2.停電発生の内容
(1) 16時20分 ケーブル線破断 → 内部停電(外部停電発生せず)
(2) 16時30分 (1)の停電を復旧するための機器操作 → 内部停電・1回目の外部停電
(3) 16時36分 (2)の停電を復旧するための機器操作 → 内部停電・2回目の外部停電
3.停電発生の原因
三重県総合文化センター内の電気ケーブル設備においてケーブル線の破断が生じ、これを原因とするセンター内部の停電が発生しました(2の(1))。
その後の点検において、このケーブル線の破断を発見できないまま、(公財)三重県文化振興事業団職員が中部電力(株)と申し合わせた作業手順を経ずに、停電を復旧させるための機器操作を行ったことにより、外部停電が発生しました。(2の(2)、(3))
なお、このケーブル線については、後日実施したケーブル線製造メーカーの検査の結果、製品に欠陥があり、これが破断の原因となったことが判明しています。
4.再発防止策等
委託業者を含む従事職員を対象とした研修を実施し、再発防止に努めてまいります。
また、停電後は予備のケーブル線を使用してきましたが、ケーブル線製造メーカーの検査後、欠陥のあったケーブル線は取替えを行いました。その後は、本線への切り替えに向けて中部電力(株)等と協議を重ね、6月22日(月)には、受電に関する総合テストを終え、同社の了解のもと、切替えを完了し、通常の受電状態に回復いたしました。
5.連絡先
○ 停電の原因等に関する問い合わせ先
(公財)三重県文化振興事業団
担当者 南出、安田
電 話 059-233-1102
FAX 059-233-1106
Eメール soumu@center-mie.or.jp
○ 事業団の管理運営に関する問い合わせ先
三重県環境生活部文化振興課
担当者 高野、田中、伊藤
電 話 059-224-2233
FAX 059-224-2408
Eメール bunka@pref.mie.jp