学校向け文化体験プログラム「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

鈴鹿市立井田川小学校6年生の皆さんに、日本の伝統芸能の一つ「狂言」の体験授業を届けてきました。
始まりは狂言にとって大切なあいさつのお話から。普段の生活でも大きな声であいさつすることの重要性についてお話しいただきました。そして狂言に関するお話の後、実際に狂言の演目『柿山伏』を鑑賞しました。最初は狂言特有の衣装や動きの“見た目”で笑っていた子どもたちも、話が進むにつれ内容や表現に対して笑いが起きていました。
後半は面(おもて)や扇子などの道具や衣装の説明を聞き、直接道具に触れ体験しました。
また4名の子どもたちが衣装を着け演目の体験をしました。衣装を着けた友だちを囲む子どもたちからは、「かっこいい」などの声があがっていました。
☆プログラム内容
1.狂言のお話
2.「泣き方」「笑い方」
3.『柿山伏』の解説
4.『柿山伏』の鑑賞
5.面、扇子の説明、体験
6.衣装をつけて狂言体験
☆プログラム開催情報
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日時 7月1日(月)13:40〜15:30
講師 三重県能楽連盟 森 浩一さん
児童数 6年生25名
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☆先生からの声
・プロの方は子どもたちが感じ取れる「すごさ」を持っている。森さんの生き方までも含めて、自身の生き方を考えていくきっかけになった。
・狂言を演じていた最初は、言い方や動作の表面的な部分を見て笑っていたが、見ているうちに狂言の魅力に引き込まれ、質の高い笑いへと変わっていった。
☆子どもたちの声
・ぼくは最初「能」と「狂言」はいっしょだと思っていました。でもちがうところもあるということを知りました。
・柿山伏では、自分が思っていたよりセリフがゆっくりでした。
・面をつけてみたら、ぶたいの横がぜんぜん見えなくて、まっすぐしか見えませんでした。
・柿山伏はけっこうかっこいい服を着てるんだなと思いました。
・いしょうとかお面は、100年前からあるやつがおいてあってびっくりしました。

