写真ワークショップ「写真の原点『カメラ・オブスクラ』をつくろう

平成26年に開館をめざしている、新しい県立博物館が実施する「みんなで集めて活かそう!三重のくらしの写真収集プロジェクト」関連企画として、親子でご参加いただく写真ワークショップを開催しました。
プロの写真師である講師から、カメラの“機械”としての進化の歴史に加えて、人が、なぜこのような装置を作りだしたかという“思い”(「美しい風景を持ち帰りたい」「すばらしい絵を模写(トレース)したい」など)のお話をしていただきました。
その後、写真投影の原点ともいえる「カメラ・オブスクラ」の製作をし、できあがった「カメラ・オブスクラ」をつかって、三重県総合文化センターの中の「お気に入り」の風景を探して撮影(トレーシングペーパーへの模写)しました。3階の中庭のオブジェを模写する子どもや4階から知識の広場を見下ろした風景を真剣に模写する子どもなど、個性溢れるアングルから風景を切り取っていました。
現在のカメラは、技術の進歩により撮影した画像がその場で瞬時に確認できますが、その装置のしくみや原点を学ぶことにより写真本来の奥深さや楽しさを体験していただくことができました。
☆講座開催情報
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時間 13:30〜16:00
共催 新博物館整備推進室
講師 写真師 松原 豊さん
参加人数 小学校3年生以上の親子 15組
参加費 1,000円(材料費)
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☆参加者の声
(保護者の方)
・ちいさな箱の中に不思議がいっぱいつまっていて子どもには刺激的だったみたいです。
・カメラ・オブスクラ… かんたんな装置ですが風景が写ったときは感動でした。
・カメラ・オブスクラで景色が紙にきれいにピントがあって写し出された時にすごく感動してました。
・風景をこんなにリアルに描けてとても楽しかったみたいで、集中して作業していました。
(子どもたち)
・細かいところを描くのがむずかしかった。
・カメラオブスクラが予想以上に楽しかった。
・カメラの構造がすごく単純なものでがっかりもあったが少しびっくりした。
・見ている方とはんたいにうつっていた。
・カメラで描くのが楽しかった。
「カメラ・オブスクラをつくろう」は、学校へもお届けできる体験プログラムとなっております。


