学校向け文化体験プログラム「昆虫切り絵と昆虫学習」

小学6年生から中学3年生のみなさんに、昆虫の授業を行いました。
晴れれば敷地内で昆虫採集をする予定でしたが、あいにくの雨模様で、室内での学習となりました。
緑が豊かな国児分校の敷地内には、「オオヒョウタンゴミムシ」という珍しい肉食の昆虫が生息しているそうです。この虫が生息できるのも、これらのエサとなる小さな虫がたくさんいること、つまり小さな虫にとっても恵まれた環境だということです。
また、昆虫は生き延び、種を残すために、枝や毒のある虫の姿を真似て天敵の目をだます「擬態」や、気候の変化に合わせて長距離を移動するなど、さまざまな工夫をしていることなどを学びました。
昆虫の型を切り抜く「昆虫切り絵」では、昆虫の複雑な形状を型紙をくるくる回しながら切り抜き、きれいにラミネートして完成させました。
☆プログラム開催情報
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10:00〜11:40
小学校6年生、中学1年生、中学2年生、
中学3年生(25名)
講師 三重県立博物館 今村 隆之さん
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☆子どもたちの声
・今日の体験授業で学んだ事は、生き物は「次」を残すために色々な工夫や努力をし続けているんだなということです。人と人との関係で食う食われるということがない中、生き物や昆虫は、そんな関係を持ち、今の世の中を必死に生きているんだと感じました。
・虫の切り絵をして、知っていると思った虫の形が自分の思っている以上に複雑な形をしていました。自分の思っている以上に虫のことを知らなかったなと思いました。これから自分の知らないことを自ら学んでいきたいと思いました。
☆先生の声
・普段目にすることができない昆虫標本を見ることができとても喜んでいました。切り絵の作品作りも本当に楽しんで取り組む姿がありました。ありがとうございました。
・切り絵に喜んで取り組んでいて、1人2〜3枚作ることができうれしそうでした。ありがとうございました。
(平成23年1学期)
