学校向け文化体験プログラム「昔の道具体験」

開催日
平成23年11月29日
開催場所
津市立大井小学校

津市立大井小学校2年生と3年生に「昔の道具」を実際に使ってみる体験授業を行いました。

昔の道具が県立博物館から大切に梱包して運ばれてくる過程を学ぶことからこのプログラムは始まります。子どもたちは、お昼休みから道具の搬入を手伝ってくれました。

授業では、行灯、炭火アイロン、棹ばかり、蓄音機を実際に使ってみました。

昔のアイロンは、電気ではなく、火をおこした炭を使います。火を熾すための道具もいくつもあり、アイロンを使うための準備段階から再現していただきました。
準備ができたらいよいよアイロンがけ体験です。

ハンカチをわざとくしゃくしゃにしてからアイロンをかけてみる子もいました。実際に使ってみた感想は「重い!」「むずかしい!」。生地の上をスルスルっと滑る現代のアイロンとは違い、きれいにしわをのすのは一苦労の様子でした。

今の便利なアイロンになるまでには、さまざまな技術が改良されてきたんですね。
昔の道具を使ってみて、現代の道具の便利さに改めて気づくことができました。


☆プログラム開催情報
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日時  11月29日(火)13:50〜15:25
講師  三重県立博物館 宇河雅之さん、門口実代さん  
児童数 2・3年生 22名
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☆先生の声

・子どもたちは、この日を待っていました。道具を大切に保管する大切さは、移動させるときに感じたようでした。(運ばせて頂いたのが良かったと思います。)見るだけでなく昔のように使用することでこの授業が身近になったようです。

☆子どもたちの声

・ちくおんきの音がさいごのほうになってくると小さくなってくるところがおもしろかったです。すみびアイロンでアイロンをかけてみてむずかしかった。あんどんがきれいでした。むかしのどうぐやあそびをまたむかしのぶんぼうぐや学校のものを教えてください。とてもおもしろかったしたのしかったです。(2年生)

・このじゅぎょうがあってよかった。1ばんおもしろかったのは、すみびアイロンです。たいけんできたので楽しかった。ぜんぶたのしかったです。(3年生)