講座ボランティア企画 郷土を歩こう!
【北勢線に乗って!〜沿線の歴史と自然を訪ねて〜】の事業報告

開催日
平成23年11月13日
開催場所
三岐鉄道北勢線 西桑名駅〜阿下喜駅
開催時間
12時00分から15時30分まで
講師一
歴史案内人 松本 繁記 さん
ガイド
北勢線ガイドスタッフ 松岡 佳代子 さん
参加者数
30名
参加費
1,000円

生涯学習センターの講座ボランティアの方々と協働し、三重県内の様々なところに行って、新しい魅力を発見するという「シリーズ郷土を歩こう」を開催しました。
今回は国内でも3路線しか残っていない、ナローゲージ(線路幅の狭い鉄道)の三岐鉄道北勢線に乗って、西桑名駅から阿下喜駅までの間、講師の話を聞きながら、車窓からの鈴鹿山脈の景色や田園風景を眺め、その後阿下喜の町を散策する内容となりました。

貸切の1車両に40人も乗ると車内はいっぱいとなりました。
車内では、講師の松本さんに、北勢線の歴史をお話していただきました。
大正3年の開通記念として配られた「乗車の心得」には、“車を下る時は必ず「アトミヨソワカ」と云ふ呪文を称ふること”というユニークな文言も載っているが、現在にも十分通じる内容であることや、北勢鉄道唱歌を披露していただくなど、面白いエピソードもお話されました。また、北勢線ガイドスタッフの松岡さんには、沿線のコスモス畑や土木遺産に認定されたねじり橋や、めがね橋などをパネルを使って紹介していただきました。

阿下喜の駅に到着後は、軽便鉄道博物館で館長の安藤さんに、施設の案内をしていただいたあと、産業考古学会理事の大島さんに、軽便鉄道博物館で使われているレールは、100年前の物がリサイクルして使われている大変貴重なものであることなどを説明していただきました。
次に、郷土資料館の桐林館を見学したあと、間歩(マンボ)という江戸時代からの生活・農業用地下水路のトンネル式井戸を見学しました。貴重な水源であったマンボも、現在は阿下喜の町でも実際に水が出るのは2箇所のみとなっており、貴重な文化遺産であると説明されました。

 

参加者の声

  • 大変良かった。質問にもていねいに答えて下さり、安心できた。申込の時の対応、現地でお天気が良くてとても良かった。のんびり電車に乗れて、本当によかった。北勢線の発展を祈って止まない。一人で、またのんびりと来たい。
  • 友人が申し込んで下さっての参加です。三年ぶりの阿下喜、きれいに整備されていてびっくりでした。ありがとうございました。