学校向け文化体験プログラム「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

夏本番の当日、小野江小学校6年生のみなさんに狂言のプログラムを届けてきました。
まず最初は、狂言師である講師の森さんのお話から始まりました。狂言と能の違いや流派の紹介、そして全員で狂言独特の笑い方・泣き方を練習しました。
その後教科書にも掲載されている『柿山伏』を上演していただきました。古来から伝わる独特の言葉づかいや動きに笑っていた子どもたちも、話が進むにつれ真剣に鑑賞していました。
次に『柿山伏』と『いろは(子どもが最初に習う狂言の演目)』を演じる体験をしました。希望者がとても多く、『柿山伏』は2回に分けて5名程度の子どもたちが一斉に、サルやトビのまねをする山伏を演じました。その姿を観ていた子どもたちは大喜び!また『いろは』は衣装をつけて3名が体験しました。
衣装をつけた友だちの姿に歓声が上がり、喜劇である狂言らしく、笑いの中で授業を終わることができました。
☆プログラム開催情報
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日時 7月12日(火)13:45〜15:25
講師 三重県能楽連盟 森 浩一さん
生徒数 6年生 20名
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☆先生からの声
・初めて見る、聞く狂言にびっくりしていました。教科書で文字だけをおっていくより、とても有意義だと感じました。
・本物にふれるということはなんてすばらしいことかと思いました。みんな真剣に見ていました。
☆子どもたちの声
・せんすを持ってせりふを言うのも楽しかったです。狂言は、教科書で読むのより、体験して直接聞いたり見たり出来て良く分かったし、発音が難しかったけど、柿山伏がおもしろかったです。
・狂言はとても難しいと思いました。演じてみると大きな声を出して、体を動かさないといけないのは大変。だから、たくさん練習をするんだなぁと思いました。
・今日の授業は楽しかったです。言葉は難しくて、何を言っているか分からなかったけど、体験や劇は、はく力があってよかったです。
(平成23年1学期)

