学校向け文化体験プログラム「演劇プログラム」

開催日
平成23年9月29日から平成23年10月27日
開催場所
大台町立宮川中学校

毎年文化祭には各学年で演劇を発表する宮川中学校。子どもたちがよりホンモノの演劇を、表現することの楽しさを少しでも知ってもらうために、計4回プログラムを実施してきました。

まずは演劇を知ってもらうために学年毎に『対話劇』を実施しました。学校での日常に転校生がやってくるという設定の台本で、まずグループごとに配役を決め、一部台本の書き換えを行い発表しました。ここまではほんの小手調べ。次はほぼ真っ白な台本が渡され、配役は替えずに台本を書き発表するとのこと。「この時間になったら発表するよ。」との講師の声に「時間ない!」「はよやろ〜。」といった声が聞こえてきました。各グループで「こんな転校生面白くない?」「ここでこういう台詞言いたい!」など、いろいろな案が出され台本が出来上がっていきました。そしてグループごとに発表し、お互いの作品を観て笑ったり、ヒントを得たりしていました。
まとめとして講師から“最適解”という言葉が提示されました。「今後社会に出ると正解だけではまとまらないことがたくさんある。その時にそれぞれの意見をまとめて最適と思われる方法で対処しなければならないときもある。」とのお話しに、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。

10月に入ってからは『どうすればより観客に届くのか?』という視点で、文化祭で発表する作品づくりをしました。
講師からは舞台の転換や役者の立ち位置、そして台詞にこだわらず作品が訴えたいものをどう伝えていくのかを中心にアドバイスをいただきました。


☆プログラム開催情報
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日時  9月29日(木)8:40〜15:15
     9月30日(金)8:40〜11:35
     10月24日(月)・27日(木)
     8:40〜15:15
講師  津あけぼの座 油田 晃さん  
生徒数 1年生29名 2年生23名 3年生31名 
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☆先生からの声
・自分たちで考えて行動するという力が弱いので、その部分を活性化できたと思う。

☆子どもたちからの声
・台本や演劇をするところが難しいところもあったし、楽しいとこもあった。

途中でトラブルがあったけどおもしろくできて良かった。【1年生】
・演技するときに緊張した。他の班がリアルだったりおもしろい演技をしていてよかったと思った。【2年生】
・絶対できないと最初は思っていたけど、やってみたらおもしろくて楽しかった。クラスのみんながいいふうに変わったなと実感した。【3年生】

(平成23年2学期)