みえアカデミックセミナー2011 オープニング
「江戸から学ぶ持続可能な循環型社会〜魅力あふれる庶民生活の知恵〜」

開催日
平成23年7月2日
開催場所
三重県文化会館 中ホール
開催時間
13時30分から15時00分まで
講師
法政大学社会学部 教授 田中 優子さん
参加者数
719名
参加費
無料

ほぼ100%に近いリサイクル社会であったとされる江戸時代の生活様式。蝋燭が循環する仕組みから、「節電」ではなく「無電」の時代であったこと、何もかもが肥料になる「ごみのない社会」であったことなどを紹介しました。
また、現代社会の問題にも通じる江戸文化から学んできたこととして、「落語に見える価値観」や「循環と持続可能性」、「連」の思想、「日本と外国の絶妙なバランス」などを紹介しました。
講演終了後にはサイン会も行い、大盛況の講座となりました。

参加者の声

  • 大変おもしろかったです。新鮮でした。江戸の社会はうまく作られていたんだと感心しました。もっと深く江戸のシステムについて知ってみたいです。時間がオーバーするほど熱心に話してくださり、ありがとうございました。
  • 「江戸を知ることで未来に生かすことができる」、とても参考になるお話でした。これからいろいろなことに興味を持つことができそうです。
  • 江戸時代の日常生活、経済の知恵、考え方を知ることができ、現在の時代をどのように変えてゆけばよいのか、本当に大切に物事を考えなければならない時だとつくづく思いました。
  • 今の生活で不便と思うことがありますが、発想の転換が大事だと思いました。自分のできることをもっと多くして楽しく暮らしていきたいです。
  • 歴史を学ぶことは、今の世の中を見つめ直すのに大いに役立つと思いました。ファストライフからスローライフへの転換も必要であると感じました。
  • 循環型社会、持続可能なしくみができるよう地域でも最終は何かに還元できるように努力したいという気持ちになりました。
  • 今回の震災、津波、原発、風評とのオーバーラップによって、江戸時代の生活哲学と現代のそれとの対比がよく読み取れるような講演内容であったと思います。
  • あっという間の時間で重要なお話を聞けて大変よかったです。復興というより新生という言葉が印象的でした。
  • これからできることを今日の学びから活かしていきたいと改めて思いました。