学校向け文化体験プログラム「土器にふれよう!斎宮を知ろう!」

開催日
平成23年6月24日
開催場所
松阪市立第三小学校

6年生のみなさんが、本物の土器に触れ、斎宮について学びました。

前半は自分たちが通っている第三小学校の周辺の現在の地図と昔(120年前)の地図を見て、自分の家や学校の場所を探しました。昔のことを知るには昔の地図や記録を見るが、記録のないずっと昔のことを知るには「発掘調査」が重要な手がかりになるということを教わりました。そして遺跡である「斎宮跡」の発掘調査で実際に使われている道具や、「斎王」について○×クイズ形式で学びました。

後半は実際に斎宮跡から発掘された土器にふれる体験をしました。
土師器(はじき)や須恵器(すえき)、灰釉陶器(かいゆうとうき)や緑釉陶器(りょくゆうとうき)が並べられ、色や手触りなど土器の特徴とともに、いつ頃どんな風に使われたのかを一緒に考えました。
普段は斎宮歴史博物館のガラスケースの中に並べられている貴重な土器というお話を聞き、講師の注意をしっかり守りながら大事そうに持ち上げ、興味津々に中身や裏側などをじっくり観察していました。
歴史という想像することしかできなかったものが、時空を越え今目の前にある土器にふれることで、少し身近に感じられたようでした。


☆プログラム開催情報
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時間  13:45〜15:20
講師  斎宮歴史博物館 山中 由紀子さん
生徒数 6年生36名
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☆子どもたちの声
・いままで、教科書で土器などがでたら、さわってみたいと思っていたので、さわれてとてもうれしかったです。

・平安時代の人たちのしゃべり方は、今の人たちのしゃべり方より、もっとおそいということがわかりました。平安時代でしゃべり方がおそかったということは、もっと昔の人はもっとおそいかもしれないと思いました。

・土器はいがいとかるかった。昔の人はすごい。でもそれぞれ名前がついているなんてすごくおぼえるのがむずかしい。

・おもしろかったことは、最初にやった「どこに第三小学校があるか」など、さがしたときと、昔の人のしゃべり方を聞いたとき、言葉のはやさや、しゃべり方などがおもしろかった。

(平成23年1学期)