学校向け文化体験プログラム「化石レプリカつくり」

開催日
平成24年3月15日
開催場所
津市立栗真小学校国児分校、一身田中学国児分校

国児学園の小学校5年生から中学校3年生のみなさんに、化石レプリカつくり体験を届けました。講師は、平成26年に開館する新県立博物館の学芸員の方々です。

授業では、はじめに地層や化石ができる仕組みや、化石の種類、三重で発掘された化石についてお話ししていただきました。鳥羽市で発見された「トバリュウ」は日本国内でも最大級の大きさの恐竜だそうです。かつて生息していた生物は、隕石などの何らかの原因によってほぼ全滅してしまうことが歴史的に繰り返されてきました。年代によって生息していた生物が異なるため、短い期間に生息していた生物の化石は、示準化石といって、その時代を知るための貴重な資料になります。

続いて化石のレプリカを作りました。レプリカは、世界にひとつしかない貴重な化石をたくさんの方が研究できるようにするために作ります。そんな研究者の仕事のひとつを今回は体験しました。

作り方の説明を聞きながら、とても慎重に石こうの量を調節しながら作る子や、ダイナミックに石こうを飛ばしながら作る子、それぞれのペースでにぎやかにつくりました。

できたかな、まだかな、固まり具合を見極めつつ、いよいよ型抜きの時は皆慎重に型から外していました。模様がくっきりと出た見事なレプリカができあがりました。


☆プログラム開催情報
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日時  3月15日(木)13:10〜14:45
講師  三重県立博物館 中川良平さん ほか
児童数 5年生〜中学3年生23名
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☆先生の声
手元に残る作品というのは、体験にも目の色が変わってやる気を見せる子どももいた。

☆子どもの声
新しい体験ができ、良い経験が出来ました。すぐに液体が固まりあわてましたが楽しかったです。化石にも色々な種類があることを知り、勉強になりました。

(平成23年度3学期)