三重のまなび2011 まなびぃすとセミナー 楽楽落語塾〜落語の通になろう!!〜

古典芸能を紹介する“楽楽(らくらく)シリーズ”として、夏の歌舞伎に続き、今回は落語にスポットを当てて、「楽楽落語塾」を開催しました。
第1部、古典芸能解説者の前田憲司さんに、「落語の楽しみ方いろいろ」として、上方落語家系図を見ながら、落語家の歴史についてのお話や、落語の動作には舞台のしつらえと関係したルールがあることなど、1.聴く(見る)楽しみ、2.調べる楽しみ、3.演じる楽しみについて、基本的なことを中心に解説していただきました。
第2部、芸歴50年のベテラン落語家の桂福團治師匠が演目「居酒屋」を披露されました。落語の導入部分である“枕”の部分から、どんどんと話に引き込まれていき、会場中が大きな笑いにつつまれました。
第3部、前田講師と福團治師匠による対談が行われ、先日亡くなった立川談志さんについても「人情味がありとても温かい人であった」ことなど、落語界の様々なお話を聞くことができました。また、福團治さんが声帯の病気をされたことをきっかけに、“手話落語”という新しいジャンルを開拓し、より多くの人に落語を届ける活動をされていることもお話になりました。最後には、質疑応答があり、「なぜ枕があるか?」「お囃子について」などの質問に、お二方がわかりやすく回答されました。
☆講座開催情報
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時間 13:30〜15:30
講師 古典芸能解説者 前田 憲司 さん
ゲスト 落語家 桂 福團治 さん
参加者数 161名
参加費 500円
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☆参加者の声
・前田さんの興味深いお話と、福團治師匠の素晴しい落語でとても内容深い講座でしたありがとうございました。資料もとても良かったです。これからも楽しみにしています。
・すごく面白かったです。講座の後に、生の落語を聞けたので色々な角度で感じる事が出来ました。質問のコーナーも楽しかったです。
・今までは何気なく聞いていた寄席に対する見方、聞き方が今後更に面白く、タメになる内容だった。
・初めてこの講座に参加させていただき、どんな講座だろうと心配したのですが、なかなか奥が深くおもしろかったです。

