日本文化再発見シリーズ第10章「正倉院の響き七 ~瑟、箏、琴 正倉院復元楽器と現代箏による板型チター属の魅力~」
音楽プロデューサーの野原耕二さんを講師にお迎えして、正倉院宝物の音楽や文化に関するレクチャーと演奏を楽しむ、三重県文化会館共催事業「正倉院の響き」は今年で7回目となりました。
今年は「瑟(しつ)・箏(そう)・琴(きん)」と題して舞台上には倭琴をはじめ八面の琴の復元楽器が並べられました。第一部では、古代琴の楽器としての特徴とともに、「コトは言葉の琴(ことはことはのこと)」琴は神に願いごとをするときに、言葉の代わりに使われた「言(こと)」が語源であり、古代日本人にとっては一番大事な楽器として扱われてきたことなど解説されました。その後、箏曲家の西陽子さんと植野由美子さんによる現代箏の迫力ある演奏がおこなわれました。
第二部では、野原さんと日本文学研究家の河原徳子さんによる、平成1月24日に開催される「新春雅楽~源氏物語」をより楽しむための鑑賞講座が開催されました。
- お琴になぜかひかれていて演奏を楽しみにしていました。とても素晴らしかったです。日本のお琴最高!です。野原さんのお話もわかりやすくて良かったです。また機会があれば参加したいです。
- 琴の演奏がすばらしかったです。「琴」=神にささげる「言葉」はとてもすてき。楽器の出す「音」に込める「おもい」は現代の楽器演奏にもつながっているように感じました。今日のレクチャーはよかったです。
- いつもながらとてもよく学習でき嬉しかった。新春雅楽がとても楽しみです。