三重のまなび2011 まなびぃすとセミナー 講座ボランティア企画 第40回シリーズ名盤を聴く「フルトヴェングラーとトスカニーニ 〜第九聴き比べ 二大巨匠の魅力〜」

開催日
平成23年11月19日
開催場所
三重県生涯学習センター 2階 視聴覚室

第40回の名盤を聴くシリーズは、今回で10年目を迎えました。
今回は、冬になるとよく聴かれるベートーヴェンの第九交響曲<合唱>を、二十世紀を代表する二人の指揮者、フルトヴェングラーとトスカニーニの演奏を聴き比べしました。
まず最初に、トスカニーニの1952年に録音されたNBC交響楽団との第九を全楽章聴きました。フルトヴェングラーと比べるとスピーディーですが、単に速いだけではなく、歌の部分はしっかりと歌わせており、非常に「音」を大切にした演奏となっていると説明されました。
次に、フルトヴェングラーの1942年に実況録音されたベルリン・フィル・ハーモニー管弦楽団との演奏を全楽章聴きました。戦時下で録音された作品には、激しさを感じられる。音に忠実なトスカニーニとは対照的に、楽曲の精神的なものを表現するスタイルをもった指揮者であったと説明されました。
両者の演奏を聴く前に映像を映して解説され、参加者の方々にも「よりイメージしやすい」と好評でした。






☆講座開催情報
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時間    13:30〜16:30
講師    三重県文化会館館長 梶 吉宏さん
参加者数  70名
参加費    無料
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☆参加者の声

・同じ曲でも指揮者により雰囲気や印象が変わることが比較して聴くことにより良くわかった。
・一つの曲をじっくりきくことはあっても二つの曲をきき比べるというのはあまりありません。やはり私はフルトヴェングラーがいいです。三楽章のゆっくりはきかせますね。だからこそ四楽章が生きるんでしょうね。ありがとうございました。
・年末は第九が演奏される頃です。聴き比べで二曲も聴け、良かったです。内容も説明され心響く演奏、唄声感動しました。ますます第九好きになれそうです。