学校向け文化体験プログラム 伝統文化を体感!「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

松阪市立小野江小学校6年生のみなさんに、「狂言」の体験授業を届けてきました。
はじめに、狂言師である森さんから、狂言についてのお話を聞きます。森さんは3歳から稽古をはじめ、6歳で初舞台を経験したそうです。小さいときから、長時間正座をし続ける修行をしたり大きな声を出す稽古を重ね、おかげで舞台から客席の一番後ろの人にまで聞こえる声が出せるようになったそうです。「笑う」「泣く」の演技を実際に見せてもらうと子ども達は声の大きさにびっくりしていました。そして森さんは「狂言は笑劇なので、面白ければ声を出して笑ってもいいんだよ」と話されました。「柿山伏」の鑑賞では、山伏が石を投げるシーンで実際には持っていない“石”を見て「小さっ」「でかっ」「投げれるの?」と反応していました。最後に子ども達が実際に衣装をつけて台詞を言ったり、扇子を手に取って見たり、面をつけて歩く体験をしました。
教科書で見ると「難しそう」という印象だった狂言の「面白さ」を感じてもらえたようでした。
☆プログラム内容
1.狂言のお話(修業のお話、見どころ、など)
2.「柿山伏」の鑑賞
3.体験(衣装・面・扇子・台詞)
☆プログラム開催情報
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日時 7月5日(木)13:45〜15:35
講師 三重県能楽連盟 森 浩一さん
児童数 6年生 25名
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☆先生からの声
・見ているだけでなく、子どもたちに体験させてもらえたのが良かった。
・支援学級の児童がこんなに笑うなんて…というほど笑って楽しんでいました。
・こういう体験をさせてもらうと文化の感じ方がかわると思う。
☆子どもたちの声
・声がとても大きく出てて、迫力がありました。柿を食べる音までリアルでびっくりしました。
・せんすはキラキラしていてとてもすてきでした。せんすは狂言の中でも目立っていて、小道具もなくてはならない物なんだと思いました。
・ぼくは狂言が好きになりました。
・今おわらい芸人の人がやっているテレビよりはく力があった。でも何かに似ていると思ったら、毎日楽しみにしているテレビ吉本新喜劇に似ているなぁと思った。

・森さんが大きな声で笑っていました。なぜか私も笑ってしまいました。今度は泣く真似をしました。それもなぜかおもしろかったので笑ってしまいました。
・教科書で読んだのより本物の柿山伏を見た方がすごくおもしろかったし、教科書では分からなかった文章も理解できました。

