講座ボランティア企画 シリーズ文学(2回連続講座)
【金子みすゞと大正ロマンの文学者たち〜みすゞ宇宙(コスモス)へのいざない〜】の事業報告

開催日
平成24年3月4日から平成24年3月11日
開催場所
三重県生涯学習センター 2階 視聴覚室

3月4日と11日の2回連続講座として「金子みすゞと大正ロマンの文学者たち」を講座ボランティアの方々と一緒に開催しました。

金子みすゞという詩人がどのような環境で詩を書いていたのかということを、みすゞの生い立ちや、娘や弟のお話、山口県長門市にある金子みすゞ記念館の映像などを使いながら解説いただきました。

『大漁』や『私と小鳥と鈴と』などの代表的な作品のほかにも、様々な視点から詠んだ金子みすゞならではの作品の紹介と、参加者の方による朗読などを行いました。さらに、大正時代に活躍し、金子みすゞの才能を最初に見出した西條八十や、今でも歌い継がれている童謡を多く書いた北原白秋などの紹介と、みすゞが選んだお気に入りの作品を集めた『琅玕集(ろうかんしゅう)』の作品の紹介と朗読なども行いました。

また3月11日は東日本大震災から1年にあたり、講座中の14時46分には『こだまでしょうか』を参加者の方と一緒に朗読しながら、東日本の復興を祈りました。




☆講座開催情報
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日時    3月4日(日)・11日(日)
       13:30〜15:30
講師    近代日本文学研究家 河原 徳子さん
参加者数 のべ203名
参加費   無料
−−−−−−−−−−−−−−−−−−



☆参加者の声
・河原先生の講座は毎年楽しみにしています。いつも楽しく笑いながら聞かせていただいていますが、今回は2:46に『こだまでしょうか』を朗読して涙が出ました。第二のよみがえりで、みすゞさんは日本のあらゆる世代の心にしみ入っていったのではないかと感じました。今後も色々な文学の世界にふれさせていただけることを楽しみにしています。ありがとうございました。
・河原先生の熱いお話、本当にありがとうございました。映像や資料の本等も見せていただいて良かったです。次回も楽しみです。
・河原先生の詩の朗読の味わい深さを学びました。私たちも朗読できてよかったです。みすゞが身近になりま

した。