みえミュージアムセミナー「本居宣長のパールネットワーク−神宮のおかげ−」

見る・知る・巡る!みえミュージアムセミナー第3回のセミナーです。
松阪の偉人、本居宣長について、本居宣長記念館の吉田悦之館長にお話していただきました。
医者の傍ら『源氏物語』『古事記』の研究にも没頭するという、忙しい日々を過ごしていた本居宣長について、吉田館長は、あたかも同時代の宣長を見てきたかのように詳細に話され、90分の講座時間がとても短く感じられた受講者さんも少なくはなかったようです。
本居宣長が、向学の頃に師と仰いだのは、宣長が生きる時代には既に存在していない故人でした。
そして、自身の研究テーマであった『古事記』についても、数百年後に解明されればいいと考えていたそうです。
本居宣長は、忙しいときほど人と会い、全国にネットワークを広げて行きましたが、そのネットワークは時空をもこえる壮大なものだったようです。今年は『古事記』編さん1300年という節目の年です。現代を生きる『古事記』の研究者たちと、本居宣長のネットワークは今もつながっているのだろうと感じました。
また、情報コーナーでは、セミナーにあわせてパネル展を開催しました。たくさんの方に足をとめご覧いただきました。
☆講座開催情報
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時間 13:30〜15:00
講師 本居宣長記念館
館長 吉田 悦之さん
参加者数 105名
参加費 無料
−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆参加者の声
・とても聴きごたえのある講座でとても勉強になりました。
・吉田館長さんの熱意あふれるお話に感動しました。是非本居宣長記念館にも行ってみたいと思いました。
・県の偉人の一人である宣長先生のことについて、エピソードを含めたことは知らなかったが、本日の講義は今まで知らなかった先生の考え方等良くわかりました。
・古事記をあらためて勉強したくなりました。講師の先生の話術にすいこまれました。とても良い講義でありました。
