学校向け文化体験プログラム「化石レプリカ作り体験」

開催日
平成23年10月11日
開催場所
松阪市立小野江小学校

教科書では学ぶことのできないような、「三重県」から発掘された化石の話や学校のある「三雲地域」の土地の成り立ちについて学びました。
三重県内で発見された化石には、日本でも最大級の大型恐竜「トバリュウ」や大型ほ乳類の「ミエゾウ」があります。

また、東日本大震災の発生以降、地震や津波への関心が高まっている子どもたちに向けて、土地の成り立ちや特徴から、地震が発生したらどのような被害が想定されるかといった話もありました。比較的新しく柔らかな土地である三雲地域は、地震が発生すると、液状化や、噴砂現象が発生する恐れがあります。噴砂現象の実験は、とても興味深そうに取り組んでいました。

続いて化石のレプリカを作りました。
アンモナイトや三葉虫、サメの歯などの型に水で溶いた石膏を流し込み固まるのを待ちます。石膏が固まるのを待つ間、県立博物館から持ってきてもらった本物の化石やレプリカなどの貴重な資料を見学しました。中には、体がすっぽりと入ってしまうほど大きなゾウの足跡の化石レプリカもあり、おそるおそる中に入ってみる子もいました。

固まったレプリカを型から取り出すと、模様がくっきりと現れたレプリカができあがりました。


☆プログラム開催情報
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13:45〜15:20
6年生20名
   
講師 三重県立博物館 中川良平さん ほか
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☆子どもたちの声
・化石・地層のことが良く分かりました。一番印象に残ったのはミエゾウとトバリュウのことです。ミエゾウはとっても大きかったんだなぁと思いました。それから化石のレプリカ作りはすご〜く楽しかったです!!2個も作らせてもらえてとても嬉しかったです。またやってみたいです!

・地震の種類は一つしか無いと思っていたけど今日の話を聞いて、地震には2種類ある事が分かって、直下型地震が来たら、この地域は危険だって事も分かりました。レプリカを2個も作らせてくださり、本当にうれしかったです。「地層」のこともとても良く分かりました。楽しかったです。この思い出とレプリカは一生の宝物です。ありがとう!!

☆先生の声
・化石のレプリカ

作りは本当に楽しそうでした。学校でこんな体験ができると、学校も楽しくなります。

(平成23年2学期)