三重のまなび2009・まなびぃすとセミナー 日本文化再発見シリーズ 第4章 「正倉院の響き2」

昨年、雅楽のレクチャーコンサートとして大人気を博した「正倉院の響き」の第2弾を、三重県文化会館との共催で開催しました。
まず第1部は、『雅楽に取り入れられなかった楽器たちの魅力』と題し、拝簫(はいしょう)や箜篌(くご)などの演奏を交えながら、古代の絃楽器の解説や12音音楽技法のお話をしていただきました。第2部までの休憩の間には、琵琶等のレプリカ楽器に直接触れ体感することができました。
そして第2部は『正倉院宝物の誘惑』として、正倉院の北倉には聖武天皇の宝物が、南倉には東大寺の宝物が入っているなど、普段は見ることのできない宝物のお話をしていただきました。
最後の質問では、正倉院展に出展される宝物はどう選ばれているのかなど、みなさん興味津々な様子で耳を傾けられていました。
☆講座開催情報
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時 間 13:30〜16:15
講 師
第1部 音楽プロデューサー 野原 耕二さん
第2部 奈良国立博物館 学芸部長
西山 厚さん
参加人数 222名
参加費 一般1,000円
学生 500円
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☆参加者の感想
「野原先生の講座には前回に続き今回も楽しませていただきました。毎回新たな発見をさせていただき次回も期待しています」
「西山先生は学者、研究者で固い方かと思いきやテーマの誘惑そのもの。引き込まれて聴き天皇が目前に生きているかのように生々しく分かりやすく話してくださいました。ありがとうございました」
「奥の深い音を楽しみました。和楽器がこんな高い音まで出るとは思っておりませんでした。次回の講演楽しみにしております。西山先生の講演を楽しみに参加しましたがそれ以上の楽しさが重複しております。毎年正倉院展に行きますので、今年も先生の話を思い出しながら行きたいと思います」

