みえアカデミックセミナー2010
皇學館大学公開セミナー
「聖徳太子と公務員」
「福祉と経済『子ども手当』について考える」

「公務員制度」や「子ども手当」といった、今まさに焦点となっているテーマについてご講演いただきました。
前半の講義では、聖徳太子が豪族という地縁・血縁集団によって土地と人民を私有していた国制から、公地公民国家の建設を目指し、「冠位十二階の制定」や「十七条憲法の制定」を行ったこと、またその国家構想が現在の国家の基礎となっていることなどを紹介していただきました。
後半の講義では、「介護」と「子育て」の共通点である社会扶養の考え方や、自由主義国家であるアメリカの無保険状態と日本の現状との比較などを紹介していただきました。また、「子ども手当」について、「所得制限の有無」や「財源の確保」などが注目されているが、これからの子育ては、何よりも地域再生が重要であることなどもお話していだきました。

- この国が大切にしてきたこと現在の人々の考え方について少し理解できたように思います。
- 今、奈良時代が脚光を浴びていますが、飛鳥時代についても興味を持ち、聖徳太子のことについてもっと知りたくなりました。
- 「子ども手当」についてわかり易く聴講できました。