学校向け文化体験プログラム「日本音楽の楽しさを体験しよう!」

開催日
平成21年11月17日
開催場所
三重大学教育学部 附属小学校

 この日は秋雨の中、『三曲』といわれる「箏」「尺八」「三味線」の楽しさを附属小学校の子どもたちに体験してもらいました。

 まずは全員体育館に集まり、先生方の模範演奏『六段の調べ』を聞きました。普段なかなか見る機会のない邦楽器や演奏する姿に見入る子どもたち。その後、各楽器ごとに会場を分けて『さくら』を練習しました。
 
 箏は人数が多く、先生の指示を聞き取ることも一苦労の様子でしたが、子どもたちの上達は早くどんどん弾きこなしていきました。

 尺八は音を出すことだけでも大変な楽器であり、「あれ?音が出やへん…」と言いながら頑張っていました。音が出たときには、全員で「出た!」と大喜びしていました。

 中でも難しかったのは三味線でした。姿勢を保つだけでも大変なのに加えて、ばちを持つ手が痛いと言いながら挑戦する子どもたち。しかし誰一人投げ出すことなく最後までやりきりました。

 練習後体育館に戻り、全員で合奏を行ないました。尺八と三味線は全部弾きこなすことはできませんでしたが、その『難しさ』も楽しんでいただけたようでした。
 楽器の片付けの後、最後にサプライズが!体験のお礼にと子どもたちから合唱のプレゼントがありました。突然の贈り物に先生方も大喜びの様子でした。

☆プログラム開催情報
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時 間 13:30〜15:35

先 生 NPO法人三重県文化協会
     三重県三曲協会
     菅生 三千代さん
     ほか10名

生徒数 6年生 97名
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☆子どもたちの感想(原文のまま)
「琴にさわれて『さくら』を演奏できてよかった。まちがえるとどうなったらいいの〜ってかんじでパニックになった」
「私は三味線でした。三味線を初めてさわってとても感動しました。音をならすのはまだかんたんだったけれど「さくら」の曲に合わせるのはとてもむずかしかったです」
「リコーダーだと音も出せるし音ていもかんたんだけど、尺八は鳴りませんでした」
「ホンモノの人たちがきてくれたので、めったにきけないチャンスだし、日本音楽も聞けたのでおもしろかった。また尺八もふけたのがとてもおもしろかった」
「琴の糸の番号をおぼえるのがむずかしかったけど、ひくのはとてもたのしかった。これからも琴をひけるきかいがあったらぜひひい

てみたいとおもった」

☆キーワード・・・楽器 演奏 音楽 体験

(平成21年2学期)